不器用だから続けられる
私の担当する企業の従業員用送迎バスには、テレビが付いていて送迎の間流されております。
ほとんどテレビを見ないで来たのですが、仕事をしながら否応なしに観たり聞いたりする様になってしまいました。
聞いていると分かるのですが、私の場合民放の方がうるさく感じるので、ドライバー「特権」を行使してNHKを選局する方が多いのでございます。
すると、知らない事や人を知ると言う機会が増えます。
先日は、「シゲキックス」と言うブレイクダンサーが紹介されました。本名は、半井重幸(なからいしげゆき)さんと言う青年です。
全然知らない人でしたが、凄い人なんですね。
まあ、ちょっと見ても超人的なブレイクダンスでございます。
やはり凄いライバルがアメリカにいて、その人と世界1位を入れ代わりで競っているそうです。

毎日何時間も練習に打ち込む姿も映されていましたが、よくもこんなにやれるものだと感心致しました。
そして、それ以上に感心したのが彼の言葉でした。
「自分は、不器用だから続けられるのです。」
う〜ん。器用な人は、直ぐにできるので飽きてしまう。不器用だから飽きないと言うのです。
若干21才の青年でございます。
日本の凄い青年たちは、大谷翔平さんや、大の里さんだけではないのですね。
自分の好きに対して、簡単に満足してしまうのでなく飽くことなく続ける人としての力。
それが不器用だからと言うのですから、若い世代のスーパースターからの学び直しがあるのでございます。

(ゴッホの糸杉)
そう言えば、有名になった画家さんたちが何故に凄いのか?と言う話しがありました。
それは「普通の人は、あんなに絵を描き続ける事ができない。」ところにある。
と言うお話しでした。
なるほど〜。
器用な人は上手く出来るので飽きる。それで、終了してしまう。
できない!上手くやれない!って、そこであきらめなければ、人間に取ってとても大事な事なんですね。
どうやらできない言い訳ばかり考えていると、人生と言うのはもったいないのかも知れません。その点私などは、まだまだですね。
それを、時代を越えて今を生きる青年たちが教えてくれている様に思いました。
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