辻川慎一つくば便り

ホワイトデーには早いのですが…

めずらしく、自分のものを欲しがらない妻が「春もののセーターと目があってしまった。」と言うので、一緒に見に行きました。

妻らしいチョイスだと思いながらも「どう?」と聞かれると、センスの無い私は困る。

「気に入ってるなら良いんじゃない。」と言うのですが、それだと喜びが半減するらしい。

ものも、誰かの思いがあって大切なものになると言う事なんですね。

まあ、その点でもほとんどいい加減な私でございました。

義理チョコが廃れているとの事ですが、人生そのものを義理で生きて来た様なものなので、しっかりそのツケが来ている感じです。


(一枝ながら、玄関を入ると良い梅の香りが満ちています。)


新しい労働組合を立ち上げて委員長になり、何だか格好良いみたいですが、起こる事は私生活上のトラブルへの対処と相談ばかり。

せっかく仲間になった組合員を守るために、とにかく色んな事に対応する。そんな能力だけは身についた様です。

公式の法律知識なんかでは対応できない現実社会に対応できないと通用しない事の連続でございました。

「事実は小説よりも奇なり」なんですね。

次々と相談を受けながら、解決を図る。

しかし、当然ながら相談の内容は他の人には漏らさない。

信頼の基盤なんですね。
逆に、ペラペラと人の悪口を言う人は決して信頼されない。

動労水戸と言う労働組合が、崩されずに来た土台は案外そう言うところだったかと思います。



相談に応える能力と言うのもあるのですが、労働者だけでなく、会社経営者や、◯◯パブの外国人女性の相談にも乗ったりして親密な間柄にもなった時期もあります。

お金はありませんでしたが、お店経営の手助けをした時期もあります。

組合員には隠し事をしないのを信念にしておりましたので、仲間たちは知っている事でした。

それをどう見るかは、人によって違う訳ですが、妻にすれば離婚もしていなければ、「愛人」がいた私が転がり込んで来て、それを必死に守った事になる訳です。

息子の一人を亡くしてから、精神状態もおかしくなっておりました。アルコール依存も酷かった。

無茶な人生を送り、どん詰まりになったそんな私を守ってくれた妻であります。

なので、この世で私が一番敵わない存在なのでございます。

妻が、昔からの仲間たちに「ありがとう」と言われるのには深い理由がございます。

ちょっと早いホワイトデーのお返しでは済まないのですが、やはり心を込めないとバチが当たりそうです。

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