辻川慎一つくば便り

セミプロドライバー、大間に行く。

昨日、新人ドライバーの教導担当のベテランドライバーが大型バスを運転して工場に来ました。

私と同じ年ではありますが、バスドライバーとしての経験も腕も雲泥の差がございます。

「前日に来られた人が、ブレーキの効きが良くないと修理工場に行ったと聞きましたが大丈夫ですか?」と聞きました。

すると

「辻川さん。これはオートマだから、前に出ようとするのでマニュアルより効きが良くない感じがするのは当たり前なんだよ。そう言う時は『排気ブレーキ』を上手く使うんだよ。バスには、それぞれクセがある。上手く使うのが腕なんだよ。」と腕を見せる。

以前、バスの洗車についてもアドバイスを頂いた事がありました。

私が運転したバスの数も、車種も少なく、困難に当たった経験も圧倒的に少ない訳ですが「なるほど~」と思う。

故障とクセは違う訳です。



法隆寺の改修をされた棟梁の西岡常一さんが「(寸法ではなく)木のクセを見て組むんだ。そのためには人の心を組まなければならない。」と言った事を、何故か思い出しました。


木のクセはもちろん、バスのクセも良く分からない「セミプロ」ドライバーですが、人には恵まれているな~と改めて思いました。

色々と教えてもらえるのですから。

私の方、実は明日JR時代の仲間たちと一緒に青森県の下北半島大間に向かいます。

原発に反対する音楽フェス「大間ぐロック」と言うイベントとデモ行進に参加するためでございます。


稼働できない青森県下北半島の大間原発。この近くで開催されます。


私の方には、妻がずーっと支持し応援して来た映画監督伊藤英朗さんの「SILENTFALLOUT」の上映運動への協力を広めると言う目的もございます。


あまり時間もなく、あまり出来が良くありませんが手づくりの宣伝ボードも作りました。


車で片道12時間、ハードな行程ではありますが、組織のためや運動のためでなく人の心を組みに行けたら楽しいだろうな~なんて思います。

何かを作り上げたり、実現したりして行く事の核心は同じ様に思ったりします。

心を組むと言う事は、科学や物質万能を超えた魂(スピリチュアル)レベルの共鳴の様に思います。

でないと、超えられない。
セミプロのまんまで終わってしまいます。

人を魂レベルから見る。そして感じる。一緒にその心を組む。

私の新しい挑戦です。

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