辻川慎一つくば便り

より良く、納得できる作品への努力。

毎月、家族で「カフェと迷ってラーメン屋」さんの月限定メニューを頂きに行きます。

今月限定は「カレーラーメン」でした。


「人生の楽園」と言うテレビ番組に出てからは、しばらく大混雑で仕込みが間に合わなくなり昼営業だけになっていた様です。


入れるかな~と恐る恐る行って見るのですが、丁度座れるタイミングなのが不思議です。

毎月楽しみな、限定メニューはもちろん大満足。和風の出汁にスパイシーなカレーがことのほか合います。

「きっと麦童のバケットが合うよ。」と妻が言います。まあ、常識的なラーメンでは無いのです。


前回息子がプレゼントした欄を飾っておいて下さいました。


このお店に飾られていると花がとても長持ちするのも不思議です。

お隣りのテーブルには、可愛い3人のお子さんを連れた家族が「美味しい!」と言いながらにぎやかに食べておりました。

店主さんが妻に、その家族のお父さんを紹介してくれました。「人生の楽園」に出ていた蓮根農家の若き3代目の人でございました。私もすぐに分かりました。

若いながら、お得意先の要望に応えながらより良い蓮根を作るために肥料をはじめ徹底的にこだわっているとの事。とても礼儀正しく、明るく、何より目の輝きが印象的な若者でございました。


日本一の生産量を誇る霞ヶ浦の中でも、No.1の蓮根を作り続けている様です。


ご本人は「またテレビで紹介される事になりました。是非来て下さい。歓迎します。」と言って下さいました。



こちらに来て、バスを運転しながら蓮の花が初夏に美しく咲く事。まだ暑い時期から極寒の冬まで深く泥水につかりながら収穫作業が続けられる事を見て来ました。


大変な労働だと思いながら見て来ましたが、やはり若者たちはそれを嫌がる様です。比較的には、さつまいもの方が「楽」で収入も望める様で、そちらにシフトしているとの話を聞いた事があります。

そんな中で、意欲的に良い蓮根を作る努力をしている。それが目の輝きや礼儀正しさに現れている様に感じました。

妻は、名刺の渡し方からしてちゃんとしてると言っております。


大きくてしっかりした蓮根は、蓮根ステーキもおすすめですとホームページにありました。


「カフェ迷」のラーメンには、この蓮根がトッピングされているだけでなく、スープに蓮根パウダーが入っております。

なのでスープが冷めないだけでなく、濃厚な感じがするのです。腹持ちも良いのですね。良くある「油でごまかす」と言う手法では無い訳です。

チャーシューも、やはりこだわりの佐藤畜産若社長のお肉。絶品でございます。

つまり、仕入れる人とのつながり、その人たちと店主さんとのこだわりと努力の結果を頂いているのですね。

こうなると、ただのラーメンではなく何か、アート作品を頂いていると言う感じさえします。

良い作品と人を求めながら、それを活かした作品を作る。それを提供して喜んで頂く。

あ~。どの様な事でも共通するよなと思う。

人を求め、良い人をつなぎ、自らも良いものを作り上げてみなさんに提供し、喜んでもらう。

政党不信、労働組合凋落の時代の中で、組織のための人でなく、それでも良い仕事をしようと努力する良い人を結びながら、その努力を一つの作品にしていく。

その情熱と意志が、新しいもの、支持されるものを生み出して行く様に思いました。

良い人、良いものを見極めながら、良い生き方ができたらと改めて思います。

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