辻川慎一つくば便り

めんどくさい人

読めない台風は、大変なエネルギーを吐き出しながら、勢力を弱め迷走中との事。迷惑極まりないないのですが、台風は地球(海)の熱を外に向かって放出する大事な役割も果たしているとの事です。つまり、実は無いともっと困った事になる存在なんですね。

人に関わる現場での仕事ってのも、読めないアクシデントが次々と起こります。でも、何かしらの意味があり原因があるのだと思います。

それを何とか乗り越えて行くのは、自分自身の基本的なスキルを土台にしながらも、他の人の協力があって。

自分だけで何とかなるという事はありません。自分自身をしっかり維持しながら、日ごろから他の人を一人一人尊重して協力をいただける事で読めないアクシデントを乗り越えて行ける。

昨日も、改めてそう思う土曜日の仕事でございました。


(仕事の土曜日を迎えるために用意してもらった妻の晩餐。と言うか晩酌のおつまみ。フルーツと無農薬キュウリの和えもの。ナトリの珍味で、ハイボールだった昔と全く変わりました。「ネクタリン」と言う初めて食べる桃の一種もありました。)


工場にも、バス会社の本社にも色んな人がいて生産の現場を担っています。

「忙しい」人は、仕事に追われて他の人に構ってはいられないとばかりに、近づくなオーラが出ています。

ちょっと引いてしまう私がいるのですが、私自身がそうだったので何だか分かる。

同僚たちが話している場にも、私なんかがと気おくれしていました。

でも、それはこちら側の勝手な憶測だったり、事情だったりする訳です。

何も言わずに素通りすれば、無視して良い人あるいは無視する人になってしまう。

相手に興味があり、尊重している意志を表示しないと協力なんかしてもらえない。

だからあいさつは、勇気を出して、相手をちゃんと見て、自分から。なんですね。

お茶やコーヒーなど、ちょっとした気遣いができると関係がさらに変わります。

だからと言って、損得勘定ではありません。

自分だけでなく、誰しもが今を共に生きている仲間だと思うから。

無視をしていると、想定外のしっぺ返しが来ますし、ちゃんと相手を見てあいさつをして台風やお天気など共通する話題を投げておりますと「鬼瓦」の様に見えた人もだんだんと返してくれる様になります。

クレームを付けられても、それはそれでありがたい意見なので守りに入らず「ありがとうございます!」としっかりお辞儀して、それから改めて良く考える。自分では気が付かない、大事な事があるのですから。


(ネクタリンで不二家のネクターを思い出しました。どちらも語源は同じでギリシャ神話に出てくる美酒から来ているみたいです。商品キャラクターは、上田桃子さんと言う女子プロゴルファーでした。)


忙しいからこそ、大変だからこそ、他の人の協力があって無事に乗り越えられる。

乗客だってただ「乗せてやっている」なんて一方的な関係ではありません。外国人の人にだって協力してもらい助けられている。

だから乗車の時には「おはようございます!」「お疲れ様でした!」降車の時には「お疲れ様でした!」「お気をつけて!」となるべく元気に一人一人に声を掛けます。安全に気を配り、数をカウントしながら。

「ありがとうございました!」って言ってもらえるだけで嬉しい。

降車をしっかり確認してからドアを閉め、着席を確認してから道路を確認、ハザードを消してウインカーを出す、さらに道路を確認して発車して次に向かう。

ここは、路線バスのドライバーさんたちが、当たり前の様にやっている基本なので特別の事ではありません。

基本があった上で、関係する人たち全ての協力があっての無事であり、無難だと毎日思います。なので、お辞儀をして、運転席であれば分かる様にしっかりと手を上げます。

すると、背中を見せていた人でさえ私だと分かる。そして、手を上げてくれるようになります。

見ないフリして見てるんですね。

緊張するし疲れもしますが、何だかとっても楽しく充実感を感じます。

そしてまた、次のステップに。

日にちは決まっていませんが、9月からちょっと大きなバスでの挑戦が始まります。

元気で、新しい挑戦ができるのは誰よりも妻のお陰である事を忘れてはなりません。


(ネクタリンでございます。)


妻にも、JR時代からの仲間たちにも「なんてめんどくさい人なんだ!」と言われます。

でも本当は、めんどくさくない人なんていないのかも知れません。

めんどくさい人たちが、協力し合って人間の社会を成り立たせている。だから映画よりも面白い。

時間には限りがあるのですから、よ〜く見ないと損しますよね。

明日からまた仕事です。
限りがある休日も大事にしたいと思います。


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