辻川慎一つくば便り
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お互いに心の支えになりたい。
昨日から私が働く会社では、つくば(研究学園駅からバスタ新宿を結ぶ高速バスの営業がはじまりました。
観光バスを運転してきたベテランの運転士が担当しております。
何せはじめての運行ですので、現実には様々な課題が出てくるのですが、何より運転する人がいて成り立ちます。グチをこぼしながらも、対応する運転士さんたちをやはり尊敬の目で見てしまいます。数々の「修羅場」をくぐり抜けて来た経験の凄さを感じます。
第1便には、記念乗車してツイッターに上げている人がいたとの事でした。いるんですね。「快適!気持ち良い。」とのコメントだった様です。
まだ知られておりませんが、市内の人に紹介しましたら「それは便利だ。使える。」と言っておりました。つくばからバスタ新宿まで大人1300円との事です。
(私の方は、本日は小学校の送迎バスです。お弁当を公園で頂きました。
)
つくばで運転士をするようになって、道路も全く分からなかったのですが、ずいぶんと分かる様になって来ました。
住んだ事も無い街で、運転士をすると言うのですから無謀と言えば無謀だったのかも知れません。
転職と言うのは環境の激変が伴うのですが、知らない街への転居もしましたので平気なつもりで、実は大変なストレスがあったのかも知れません。
「辻川さんならできる」みたいな見えない期待に応えなければ。そんな感じで、ミスの連発に自分が追い詰められてしまいました。
人の要望に応える自分が好きで、雑なくせに完璧主義。雑なのですからミスをする。ミスをすると落ちこんで引きずる。それが、さらにミスを呼ぶ。
見た目では分からない、完全にマイナス思考の私だった訳です。
でも環境の激変で大変だったのは、私だけではありませんでした。
そんな私を信じて、東京から来てくれた妻はどうであったのか?
自分の大変さへの対応で、もっと大事な事に思いが至らなかった。
そんな風に反省をしております。
反省する事で、私だけでなく転職で苦闘している人たちの事も思える様になって来ました。
何ができる訳ではありませんが「私もそうでした。大丈夫、焦らないで下さい。技術の前に危険が分かる事の方が大事だと思います。」
相手の前職を聞きながら、まるではじめての人で悩んでいる感じなら、そんな感じで励ます様にしております。
それからある人は、出会うと笑顔で深々と頭を下げてくれる様になりました。内心は、大変だったのだと思います。
ちょっとくらいは、心の支えになれたのかも知れない。なんて思ったりします。
とにかく無事に、充実して働けるのがお互いに一番の土台だと思いますので。
昨日は、いつも100点でトリプルA評価のドラレコの採点が97.5点。良く見ると「急発進」が1回とありました。トリプルAではあるのですが、落ち込む私がいました。
またです。上手くもないくせに完璧主義で、ちょっとのミスを引きずる。
まだまだ伸びしろがある。増長は戒めて急発進にも注意だなって、成長の課題にすれば良いだけなんですよね。
高齢者の嘱託運転士には、無事故安全手当も、ボーナス査定も関係ないのですよ。と言いながら、点数は気になっている訳です。
自分を本当に評価できるのは、他者でなく自分なのに。人の評価は変わるのですし、機械に全ての危険が判別できる訳ではありません。
危険と感じ、それに対処するのは誰でもなく自分な訳です。
これではダメだ。ではどうするか?
ダメだと思わない事が、処置無しなんですね。
自分へのダメ出しは、前を向き、人と向き合うための積極的な自分への働きかけの様に思います。
いてくれるだけで安心する。
そんな先輩への道を少しずつ歩んでいるのかも知れません。
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2024/12/11 13:32
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