辻川慎一つくば便り

「50億年」と今を生きる勝利

「労働者をなめるなよ」との信念を貫いて生きる動労水戸の木村委員長が「差別待遇を受けてきた原告だけでなく、労働組合への損害賠償を当然だとする重要な判決であり、これからの世代につながる勝利だと思います。」と報告すると、平日にもかかわらず20人近く参加した組合員や仲間たちから拍手が起きました。

東京高裁は、水戸地裁判決に対して新たな証拠も出さずに控訴したJR東日本をバッサリと切った。

「高裁をなめるなよ!」そんな感じさえする判決でもありました。


判決公判には「辻川君が来るなら私も行くよ。」と言ってくれた「50億年と80才」になる先輩も来てくれました。


私の労働組合の師である故中野洋氏の時代を一緒に生きた大切な先輩です。

今なお現役で出版社を運営し、ラガーでもあった人です。

「ワン・フォー・オール オール・フォー・ワン」「常に私はその精神で生きて来た」と語り、動労水戸の明るく楽しい仲間たちを見ながら「俺はこれが好きなんだよ。これが動労水戸なんだ。」と話してくれました。



久しぶりに会う仲間たちと話しながら、私は深く反省する訳です。


この仲間たちをどれだけちゃんと見ていたのか?と。

たくさんの試練があったし、私も初めての事ばかりでしたが、何があっても一緒に生きて来てくれた。

そう言う仲間たちって、実は稀有なんですよね。

私は、その仲間たちに支えられて「親分」としてやれた訳ですが、先輩が言う様に「みんなは1人のために、1人はみんなのために。」を生きて来た。

だからそこに感動のドラマがあったのですね。

「辻川さんは、直ぐに人を信じるからな~。甘いんだよ。まあ、それが良いところでもあった。辻川さんを悪く言わない人なら俺たちは構わないけど。」そんな話しもしてくれました。

そして「辻川さんがいるだけで場が締まるよ。一緒に飲めただけでも嬉しいんだ。」とも言ってくれました。


みんなと別れて駅のホームに降りると、何とJR勝田車両センター時代の仲間がおりました。


労働者人生を真っ直ぐに生きて来た国鉄労働組合(国労)の仲間です。

心は顔にでます。良い顔をしていますよね。

そんなこんなで、仲間たちを再発見しながら、自分を再発見する。

実はそこが、一番大切な「勝利」だったと思う1日でございました。

50億年と80才の凛とした先輩の情熱を見て、50億年と66才はまだまだだと学ばさせて頂きました。

やはり先輩にも恵まれていて、私がいるのですね。

今日からまた、頑張ります。


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