辻川慎一つくば便り

総選挙開票を前に思う事

昨日の土曜日も出勤日、さすがに疲れているのか朝は背中が重く感じました。

選挙の投票に行ってから、お風呂屋さんに行ってジャグジーに当たり、炭酸泉でじんわりと解して来ました。

年金を受け取りながら働いても、社会保険、介護保険、税金が上がるばかり。

若い人たちは、どうなんでしょうか?
また一人、若いドライバーが職場を去って行きます。

自分だけならともかく、家庭をもって子供ができると「現状では無理です。」との事でした。

頑張れば、努力すれば報われる。なんて事は幻想なのかなと暗い気持ちになります。


(来週は雨の日が多いと言う予報です。色々努力してはいるのですが、危険のリスクを少しでも減らせればと油膜取りのガラスクリーナーを自前で買いました。試しにメガネに使って見ましたら、かなり効果がありました。)


ともあれ、これでも大黒柱。無事に働き続けなければなりません。

毎日試行錯誤しながら、ようやく落ち着いた心で運転にのぞめる様になって来ました。

最近入社した若いドライバーに「毎日同じルートを走っていて飽きませんか?」と聞かれました。

う〜。若くなくてもいろんなところに行ってみたいとは思うのですが、残念ながら体力、持久力、集中力が続かないかなと思います。

同じルートを走っていても、同じ日はありませんし、問題を感じる事に改良や工夫を考えて実行します。

なので飽きると言う感覚はまだないのでございます。

昨日も、朝乗務のあと密かにバック車庫入れの改良のための練習をした次第です。

他のドライバーさんたちが当たり前にやれている事ができないのですから。そして、やるのは他の人でなく自分自身なのですから。

上手い人の運転は、せっかくなのでやはり密かにジーッと観察しております。

昔風に言うと目で盗んでいる訳です。

そうして改良と向上を図っている訳です。

昨日は、ちょっと納得のバックが出来て嬉しかった。60才後半でも向上ができる事を実感した次第です。

たぶん向上心を失った時に、それまで!になるのかなと感じます。



昨日は、JR東日本の労働組合「動労水戸」の定期大会でした。休みであれば参加したかったのですが、党派とのしがらみを断ち単独の労働組合として、後輩たちが自分たちの信念を貫き続けております。


もし参加できたら、この冬からの「青春18キップ」の改悪ー事実上の廃止について、たくさんの抗議の声が出ている事を受けて、JRの組合として問題にして欲しいとお願いするつもりでおりました。

駅員を極限的に削減し、自動改札で済ませる。他方で独占企業として、スイカ事業で濡れ手に泡の様な事業を展開している。

少子高齢化で、人減らしをしながら首都圏中心に巨大な利益を上げ続ける事に集中しているのですね。

ところで、国民のためや働く労働者のための視点を失い、立派なお題目を上げながら、実は利益を上げる事だけを至上命題にしている企業と言うのは必ず凋落して来ました。

そういえば、亡くなった安倍元総理とJR東日本の歴代社長にはとても深い関係がありました。

我が世の春だった安倍派はどうなっているでしょうか?自民党はどうなるのでしょうか?

国民の深い怒りにさらされてはいないでしょうか?

本当のリーダーと言うのは、カオス(混沌と混乱)の中で高い志と理念をもって一人一人違う人を一緒に動かせる力を持った人なんですね。

そう言う人がたくさんいて、混乱から向上へ向かうのだと思います。

なので高い志も、理念もなく成果と利益を上げれば人なんかどうでも良いと言う企業も、組織も、人もいずれ消えて行く。

高度経済成長期の終わりからバブル崩壊、そして2000年代と言うのは、そう言う教訓に満ちてはいなかったでしょうか?

労働者や庶民が生活できて、楽しみや幸せを感じられてこそ、この社会は成り立っている。楽しみって?幸せって?

例え苦労があっても、老いも若きもみんなで、人として向上しているって事にあるんじゃないかな?

総選挙開票を前に、そんな事を考えています。

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