辻川慎一つくば便り

縁を感じる一日

いや~、昨日も凄い暑さでしたね。
今日は少し下がるとの予報でちょっとホッとします。

8月が来ますと現在の会社に入って4年になります。JR時代とのギャップが凄いですし、労働組合を通じて過去の「栄光」を知る方々もかなりいますので、大きな失敗をする度に「もうダメだ、辞めるべきかな。」なんて葛藤して来ました。

妻や仲間たちの存在があって、ギリギリ踏み止まって来れました。もちろん今の会社にも、支えになってくれた方がいます。

まさに「人」の字なんですね。誰かに支えられて、誰かを支えて人になる。

昨日は、空港にベトナム人実習生を迎えに行きましたら、別のベトナム人の青年に声を掛けられました。「あなたを知っている」と言うのです。

そして、到着出口からベトナム人実習生が出て来ると抱き合っている。

つまり、以前私が迎えた先輩たちが新たに来た実習生を迎えるために空港まで来ていた。と言う事なんですね。


(「先生ありがとうございます。」と言って、立ち寄ったコンビニで買ってくれたジュースです。)

異国で働く「同胞」と言う言葉が思い浮かびます。

私たち日本人は、豊かになった様ですが、こうした人と人の支え合う当たり前の関係を無くして来なかったのかなって思います。


(成田空港で外国人を出迎えているマリオ。)


実習生たちのオリエンで買い物実習に連れて行って、一旦終わり次は本社で事務作業。

新社長から、緊急の調査依頼がありました。

それを「なるほど。分かりました。」と応えていると「辻川さんは何でもできるんですねー。」と日本語学校の先生が言います。圧倒的に失敗を重ねてようやくなんですが、そんな風に見えるみたいなのが不思議。

で小1時間ほどで、調査を終えて結果を打ち込み報告すると「もうできたのですか!」と驚かれる。そしてまだ残りの時間があるのですが「辻川さんに暑い中でやってもらう訳には行かない。申し訳なさ過ぎる。」と言うのです。

「大丈夫ですよ。でもありがとうございます。」と返しました。

何だか、言葉だけでも嬉しいですよね。「完璧です!本当に助かってます。」何ていう言葉もありました。

http://doromito.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E5%87%A6%E7%90%86%E6%B0%B4%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%94%BE%E5%87%BA%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E2%9D%97%EF%B8%8F

そして、家に帰ると動労水戸の木村委員長から、もう10年もお会いしていない活動家の方から電話があり「辻川は元気かい?元気なら良いんだ。」と話された。と言う報告をもらいました。


原発と核戦争に反対しライフワークで取り組まれて来た人です。

何故かその日の朝は、その人が夢に出て来たのです。

不思議ですね。
離れても忘れられない人がいる。その人への思いがあるのは一緒なんですね。

人には「縁」と言うものがありますが、人への思いが人を引き寄せる。

そんな風に感じる一日でございました。

人への思いがないのを「無縁」と言うのかも知れません。

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