辻川慎一つくば便り

2月の雪

今日は、雪予報ですがみな様いかがでしょうか?

一応プロドライバーの端くれとしては、積雪と凍結の危険が無ければ油断は禁物ながらちょっと安心でございます。

しかし、気温が上がらず寒い一日ですね。

明日が息子の10年目の命日。2月の寒さは、その日の冷たい夜と共に忘れ得ぬ記憶として刻まれています。

どうしようも無い心の落ち込みと、それをカバーするためなのか少しの事で高揚しようとする。そして、怒る。

飲んで、飲んで、泣いて怒鳴る日々でした。

抱いて、膝に乗せて、可愛くて可愛くてどうしようも無いくらいの小さな息子の思い出が去来する。

最後に急に帰ると言い出して、私1人で見送った日の姿。

しかし何故急に、そして見送ったのが私1人だったのか?

真実は、亡くなった息子だけが知っている。


(伯母さんのお葬式で頂いた供養の生花が「1月以上経つのに枯れない。」と妻が驚きます。きっと妻の心が通じているからだと感じます。)


私が、妻と出会った頃から母子揃って必ず見送ってくれました。

出迎えるのも、見送るのも大事にしてくれました。

良いと言っても聞かなかった。

それは、今でも。親しくなった人には誰にでもそうするし、その様に息子にも示し続けて来ました。

そう言う具体的な事の一つ一つが、グチャグチャになっていた私の心や自律神経の異常を立て直してくれた様に思います。


これは、再婚する前に妻が買ってくれた杉製のお弁当箱です。

杉には自然の殺菌作用があると、荻窪の職人さんのお店で買ってくれました。

8000円くらいでしたか「俺は100均の弁当箱を使っているよ。」と言ったら「良いものを長くなんだよー♪」と買ってくれました。

それから5年近く、このお弁当箱にお弁当を作り続けてくれました。

以前一緒に乗っていた介助人さんが「良い肉は子どもたちに。賞味期限が切れたらダンナに。どうせ分からないからね。」と話していた事があり、一緒に笑いながら複雑な気持ちになった事があります。

昨晩は、恩師に会って珍しく遅くなった妻のためにおつまみを用意しました。



妻が作った方が圧倒的に美味いのですが、遅い時くらい用意しようかと思いました。

玉ねぎ、ハム、玉子のシンプル玉子焼きながら、イワシとしいたけ出汁、醤油と蜂蜜少々を加えました。

調味料自体、妻が厳選してあるためかとても味見をしましたら自分でも美味しい。

玉子は値段がガンガン上がってますので、高級料理かも知れません。

まだまだながら、ちょっとくらいお返しする心の余裕が出来て来たのかも知れません。

寒い中ですが、みな様もご無事で良い週末へ!

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