辻川慎一つくば便り

読めない台風

いや~、自転車の速度からジョギングの速度になって迷走する台風。

記録的な雨を降らせて災害をもたらしながら、どうにも読めない。

困ったものです。
軽く考えない方が良いかと思います。

軽く見て、後悔するのは交通事故だって根本は同じだと思います。大丈夫なんて無いのですから。

私の方も、台風接近でいつもだと自転車通勤の人がたくさんバスに乗って来て、乗車定数がありますので朝からヒヤヒヤ。冠水にも気を付けながらの運転で、いつもより神経を使ったのかヘトヘトになってしまいました。

だからこそ、落ち着いて、冷静にって自分に言い聞かせながら無事にやりました。

10日間休んで、ハードな運転研修の後は、今週、来週と土曜日も出勤になってしまいました。

自分の人生も、勤務も何があるのか読めません。


(例年に無く大豊作な、わが家のミニトマト。すでに300個くらいは収穫したと思います。「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるくらい身体に良いのですね。)

JRの後輩から、JR東日本の前社長で会長の深澤氏が現場視察に来たけれど「にこりともしなかった」そうで「現場の労働者に笑顔を指示しているのに!」とお怒りのつぶやきがございました。

全くそのとおりですね。
自分は、現場で日々働く下々の労働者より偉いと思っているのでしょう。

崩壊の縁にいる自民党などの政治屋さんたちと変わらない、時代遅れの人物像が見えて来ます。

読めない台風の様に、読めない時代が来ているのに昔のまんま。自分の力でもないのに偉いと思っている様に思います。


(わが家の朝顔も頑張って毎日花を咲かせております。)


世界でも、日本でも、時代が劇的に変わって来た時って、人口減少の時だったって知っておられした?

人口減少って、今が初めてでは無いのですね。

例えば、縄文時代末期も、公家社会の末期から武家社会になった鎌倉時代も、江戸時代の末期。人口減少になって、みんなで生きるための新たな共同社会が生み出されて人口増に転じたのです。

つまり、今は新たな共同社会を模索する時代に入っていると言う訳です。

若者たちに希望が無いと言う訳ではなく、これまでの延長で考えるから出口が無い様に思ってしまうんじゃないかな?

迷走しているのは、これまでの関係でありあり方なんだと、発想を変えよう!そんなふうに、歴史は教えている様に思います。

大体、人口減少なのに古いあり方の人がこれからを担う若い人に偉そうにしていて、これからなんか描けるはずがありません。

世代と垣根を超えて、これからの社会をどう作っていくのかを私たちみんなで真剣に考える時代。それが今の時代なんだと思います。

これまでの色んな組織やしがらみなんかでは、切り開けない時代が来ている。

過去の延長でなく、自分たち自身の力で考えなければ、誰も何ともできない時代。

これまでの延長で考えたとしても、少子高齢化で労働力が急激に減っているのですから、労働者の「買い手市場」でなく「売り手市場」になっている。

つまり、労働者も若者も「安売り」して、使い捨てにされている場合では無いのだと思います。企業や組織とその責任者が選別するのではなく、私たちが新しい関係を生み出しながら選別するのです。

バスの運転士さんたちだって、働いてる会社を見切ったら簡単に捨てる時代になっています。ただ、それと共に自分たち自身の共生や共同の道を考えないと新しい関係は生み出せ無いのかな〜なんて思います。

つまり、迷走する時代に、自分たち自身の新しい関係を模索し、世代間の対立みたいな古くて狭い関係を突破して行く。

その力が、次なる若き世代にはある。
そんな風に思います。

ですから、私は日本人だろうと外国人だろうと若き世代の人たちを大切に思いますし、人として対等だと言う信念を態度として表します。人として同じだと思うから、同じかけがえのない魂として人を見る。

だから勇気を出して、相手をしっかり見て、笑顔で声をかけ、語りかけ、しっかりと礼をする。

偉そうにしているだけで、時代遅れなら、人としてダメなんだと思っています。



中身は少年のままの現役バス運転士。前期高齢者親父のつぶやきですが。

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R