辻川慎一つくば便り

自立すること。

こよみ(暦)上は既に冬。
今朝は小雨が降りとても寒く感じました。昨日は昼間24℃にもなり、寒暖差が激しく体調を崩されている同僚がおりました。


会社の脇を流れている用水路。

名前も知らない木の葉も黄色く紅葉しております。

60年以上前に作られた用水路だと近所から来ている先輩に聞きました。

鯉が泳いでいるのを「発見」しましたら、「用水路に水が無くなっても土管の中の水はあるので大丈夫なんだ。子供の頃、作っている時によく潜り込んで遊んだからわかるんだ。」と説明してくれました。

その方は、体調が悪く入院されておりましたので「大丈夫なんですか?」と聞きましたら「全然大丈夫だよ。」ととても強気な事を言っていたばかりで安心していました。ところが今朝出勤すると、再び長期の加療に入ったと聞きました。

他の先輩に「大丈夫なんでしょうか?」と聞きましたら「あんまり立ち入って聞けない事だから良く分からない。辻川さんは聞いてたけど。」との事でした。

またしても私の方が非常識だったのかな?と考えてしまいました。

体調は大丈夫ですか?と聞いただけだったのですが。


庭の梅の木の芽が赤くなって来たのを感心してながめていましたら、カマキリの卵があるのを見つけました。


大きなオオカマキリの卵とは違う形をしています。

ハラビロカマキリの卵だそうです。
線虫と言う水生の寄生生物がいて、それが付いた虫を食べてしまうと体内で育った線虫に操られて水の中に落ちて行くとの事。

エイリアンのモデルの様な生物のために、地方によっては絶滅危惧種になっているとか。

わが家に卵を生んで、無事に育って行くと良いのですが。

やはり自然界と言うのはなかなか厳しいワンダーランドなんですね。



今日は小学校のスクールバス担当です。人間の子は、親をはじめ色んな人に面倒を見てもらいながら育ちます。世話を受けながら育ちますので、本当の自立と言うのは実は「一人でできる」と言う事止まりでなく、他の人のお世話ができる様になる事なんですね。


お世話になって育ったのですから、お世話返しができてはじめて自立と言える訳です。

今日は、40才代の新人さんが他の運転士の見習い運転をしております。

後ろから見ていてもぎこちないのが分かります。

なかなか車線変更のタイミングもつかめない。なので、私の方で先に車線変更して無事に入れる様にしたりしておりました。

乗務を終えると「ありがとうございました。」と言ってくれました。

あ〜。自分で納得できる運転までにはなかなか行かないなと思いながらも、人の世話をできるくらいになって来たのかな?なんて思いました。

運転士として、ようやく自立し始めているのかも知れませんね。

私も若くありませんが、高齢の両親の世話ができる様になってはじめて、人としての自立もあるのかなと思ったりもします。

お世話になった恩を忘れず、お返しする事が人としての愛なのかも知れませんね。

人に対する自分の関わり方が、問われ、良くも悪くもしっかり返って来るのだと思う様になりました。

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