辻川慎一つくば便り

縁は奇なもの

茨城の方は、桜が満開の入学式になりそうです。天気が良ければ、とても良い思い出になるよな~なんて思います。


他の桜も綺麗ですが、バスを走らせながら毎日見ていますと「ソメイヨシノ」には、独特の風情があると改めて感じます。


多くの日本人に取っては、新たな旅立ちや出会いと共にあり続けた花なのかなと思ったりします。

私の方は、ドライバー兼雑務係で朝の乗務後は、外国人留学生の自転車直しや配達を頼まれてキッチリ頑張りました。

自転車のカゴが壊れたと言うので、カゴの取り換えをしたのですが、ドライバー一本で簡単にできるはずがナットが固くペンチも必要になりました。

老眼鏡で良く見たら「ロックナット」でございました。あ~、電車の検修でも使ったな~と懐かしく思い出しました。一旦締めたら振動で緩まない様になっているナットです。


(こちらは枝垂れ桜です。)


乗務のあと、警備会社の人に挨拶をして立ち話をしました。

「時給で最低賃金です。」と言うので、前職を聞いて見ましたら「関東鉄道にいました。」との事。常総線の駅員をやって運転士、さらに車両基地で検修をやっていたと言います。

「水海道の基地ですね?」と聞くと「そうなんです。知っていますか?」と言うので「私は、JRだったのですよ。」と言う話になりました。

「国鉄から関東鉄道に来た人もいます。」と言うので「◯◯さんを知ってますか?」と聞くと「知り合いなんですか!知っています。」と言う。

「はい、今も年賀状のやり取りはしているのです。昨年は、勲章をもらったとありました。」

「そうなんですか。縁と言うものはあるんですね。」と感心しておりました。

ご本人は、60才で退職した後に再雇用制度が導入されたとの事で残念な思いをしながら、現在の仕事をしている様です。

それでも、あまり愚痴らずに今を生きている感じでございます。

愚痴っても何も変わらないのは確かな事です。お互いに職が変わったからからこその縁も、出会いもある。



縁は奇なものものと言います。

縁はさまざまの人を結びつけ、また離し去って倦(う)むことを知らない。と言う事なんですね。



それを愉しめる方が、心が豊かになる訳です。

なので花も、人との出会いも愉しみながら、味わいながら心豊かに生きれたらなと思います。

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R

忍者画像RSS