昨日我が家に来てくれた仲間は、マラソンもやっておりました。
来宅時間が、箱根駅伝のゴールの時間に重なり一緒に見ることになりました。
私は、駅伝のことも良く分かりませんが、青山学院大を連続優勝に導き、今年も圧倒的強さで一年ぶりの優勝に導いた原晋監督の話を何処かで目にしたことがあり記憶しておりました。
仲間の話しでは「今の若者をこれだけ引っ張れると言うことが凄いと思う。俺たちの若い時とは時代も、環境も違うからね。」とのこと。
確かに、違いがあると思う面と本質的に変わらない面がある様にも思います。

(新年の仲間パパラッチ。)
原晋監督の言葉の一端を紹介してみたいと思います。
「業界という小さな世界に固執して、大きな世界の流れを直視しないと、時代遅れどころか手遅れ。新しい発見やアイデアは外と交わることで生まれます。」
「どうすれば夢が実現するか?できる理屈を積み上げていく、その繰り返しですね。」
「大きな目標を設定し、スケジュールの要所に小さなゴールを設けながら、クリアできるか自分でチェックしていく。その繰り返しで自信がつき、自分で考えて行動できるようになる。」
「自分はなにをするのかが定まれば、自然に歯止めがかかる だからこそ私は、選手たちに『覚悟』を強く求めています。 なんとしても結果を出すという強い覚悟がなければ、なかなか練習に身が入らないし、結果にもつながらないものです。なぜなら、『人は怠ける動物』だからです。 青学陸上競技部でいえば、日々の練習はわずか3時間だけです。残り21時間をどのように過ごすかで結果は大きく変わりますが、「陸上に集中しろ」と言われても、できるわけがないのが大学の4年間。彼女もつくりたい、映画やショッピングにも出かけたい。私はそれを止めるつもりはありません。 自分はなんのためにここにいるのかをはっきり認識していれば、歯止めは自然にかかるからです。陸上競技部の部員であれば、それは走ることです。そのことをいつも忘れないように、選手たちの生活拠点を寮にすることは一つの方法だと考えています。帰る場所が定まっている人は、道を踏み外さないものです。」
こんな風に上げていくと、特に真新しい感じがしません。
監督自身の成功や挫折の経験から学んで来たことを教訓にして、当たり前のことを当たり前に貫いて若者たちに伝えている様に感じます。
何より、実際に走る若者たちの覚悟や意思、そしてそれを支える日常生活の大切さを教えている様に思います。
(厳寒の中。早々と紅梅が咲いておりました。良い香りがいたしました。)
小さな世界に固執して世界の流れを直視しないと手遅れになる。外と交わる中に、発見があり、アイデアが生まれる。
日常生活と帰る場所の大切さ。
日常が乱れていて、良い結果を生み出せる訳が無い。
大きな目標のために、小さなゴールを設定して積み上げていく。
どうでしょうか?
当たり前のことしか言ってませんよね。
当たり前のことをちゃんと貫くことの中で、圧倒的強さが生まれている。
その中から生み出されているのは、スーパーな個人でなくチームとしての強さであることにも驚きます。
私たち自身が学ぶことがたくさんある様に思います。