辻川慎一つくば便り

私有地につき立入禁止。

雨が降り寒い日曜日になりました。

私の日曜日。妻と買い物に行ったり、コインランドリーで洗濯物を乾燥したり、明日からの仕事に備え制服ズボンやYシャツにアイロンをかけたりしていたらこの時間になってしまいました。

アイロン掛けは、面倒と思えば面倒ですが、シワを伸ばしながら綺麗なラインが着いて行くと気持ちが良いものです。

心を落ち着けながら、焦らずに丁寧にかけると綺麗にできるのは、全てに共通することだと思います。

昼にニュースを聞いていたら、ニューヨーク地下鉄の運転士が経済活動の再開と共に足りなくなり、月額120万円で緊急募集を掛けていると言う報道がありました。


不景気になれば簡単に吐き出され、必要になれば呼び戻される。


結局、労働者の生活や人生ではなく、経営の都合で翻弄されている事が良く分かります。

しかも、民間活力だとか称して公的ライフラインでさえ投資の対象にして来ました。そして、企業は投資した株主のもの。経営者は、株主に高配当することでやはり高額の報酬を約束されるのです。

つまり企業経営者には、口先の綺麗事も株価を釣り上げるイメージ戦略でしかありません。公的責任だとか労働者への責任なんかをマジメに考える経営者はペケと言う事になります。

民営化によって昔と変わった根本的構造変化です。と言うか、資本主義としてのむき出しの本質だと言えるかも知れません。

さて、労働者や国民ではなく利潤を上げ、株価を上げていくために、現場では飽くなき効率化を進めて行く。

つまり、労働者に取っては過酷さが増すほど賃金や待遇が悪くなって行く。

しかし、労働組合や争議は何より株主と株価を脅かす。企業は、株主のものだ。だから、労働者が連帯すること、連絡を取り合うことさえも警戒する。カメラ等の盗撮兵器で労働者を四六時中監視する。


何気なく、色んな場所にある「私有地に付き立入禁止」の看板。


私的所有物だから立ち入るな!

私は、ずいぶんと「立入禁止」処分を受けて来た様に思います。

労働者は、あなた達の所有物ではない。人間は、私的所有物ではなく共同の中で真に生き、その力を発揮する。

ところが、共同されることを人間を私的に支配する人たちは一番恐れる。

私は、自分が誰とつながろうと仲間を踏み台にしたり、売らなければ自由だと動労水戸組合員に話していました。

会社経営者やその組織系列の中に自分を置いた管理者たちの管理に対して、人間としての権利、自由、共同を守る労働組合が組合員を排他的に管理すると言うのは根本で負けている。

そう考え、貫きました。

そしてまた、辻川は「立入禁止だ!」と会社と同じことを言っている人たちがいます。

所有化された人間関係やバカバカしい権威の系列に取って、私はかなり邪魔な存在であるらしい。

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