辻川慎一つくば便り

景色と人生を楽しむにはゆっくりと

みなさま2度目のおはようございます!

今朝も3時に起きて、3時半からの朝食。

ラジオをつけましたら「ラジオ深夜便」の懐かしの日本歌謡が、何と昭和9年に流行った歌でございました。

いくら昭和な私でも、私の父が生まれる前の歌が懐かしいはずもなく「これを懐かしい人って100才越えてね〜?」と、テレビに切り換える事にしました。


そしたら、スウェーデンの鉄道の映像。


オスロからベルゲンと言う駅まで90キロを、何と7時間もかけて走る人気鉄道だとの事です。

常磐線だと特急で1時間ほどの距離を7倍の時間をかけてゆっくりと走る。

素晴らしい絶景の鉄道だと言う事です。

まるでおとぎ話の国の鉄道です。


しかも、廃線になった線路を地元の人たちが協力して維持し、100年前の蒸気機関車まで走っているそうです。


それがどれほど大変な事かが想像できますので、凄い!と感心した次第です。

スローで、古いものをみんなの力を合わせて綺麗に維持している。

そこに魅せられて、人が来る。

北海道を鉄道旅行中のJRの後輩から届く手紙にある北海道の鉄道の現状との違いを思ってしまいました。

若い頃電車の運転をしていた時、スピードを抑えながら走る事が何とも辛かったのを記憶しています。

徐行が延々と続くとうんざりしたものです。

特に夜は。

なのでゆっくり走るのは、実はなかなか大変な事なんですね。


ところで、私が体調を崩さないのは、妻の食事を三度三度しっかり頂く事にある様に思います。

急がずに、味わいながらゆっくりと頂くと一つ一つの食材の味わいが致します。

それが、体に吸収されている事さえ感じます。

そうして私は生きて動いている訳です。

気持ちが急いていると、そんな事さえ感じる事なく時間をやり過ごしてしまう。

資本増殖のスピードとお金が全てだと、本当に大事な事をみんなして失くしてしまっているんじゃないか?

そんな事を朝から思いました。頭だけで考えると損得勘定になってしまう。心に問いながら、頭を働かせるとみんなで協力して素晴らしい事ができる。

きっとそうなんです。

私のバスに間に合わないと2時間半かけて帰宅する夜勤明けの人が定刻に見えなかったので、ちょっと掟破りをしました。

それから慌てずに、しかし経験と頭を働かせて何も無かった様に、いつも通りの時間に送りました。

駅から次の路線バスに無事定刻に乗れると、車内から頭を下げているのが見えました。

公共交通機関がちゃんと維持されていれば、車の運転ができない人も困らず、高齢者の事故も無いだろうにと改めて思います。

お金、お金で人を引き止める。そんな浅はかな姿を政治家たちに見ていますが、一度ゆっくりと考え直した方が良いと心から思います。

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