辻川慎一つくば便り

時間感覚の違い

筑西市の職場に、初めて行った若い後輩が「ここは、時間の流れがゆったりしている感じがします。」と言います。

自然もあるのですが、何だか職場の人もゆったりしております。

「遠くなければ良い職場でしょう?」と私が言うと「そうですね」と相づちを打ってくれました。


(春の紅葉。アカメガシワが美しいです。)


筑波大学にも典型ですが、郊外や地方にキャンパスを移転した大学がありましたが学生には不人気みたいで、また東京に戻る傾向がある様です。

大学で友だちを作る事で、その後の人生を作り出していく。色んなチャンスや出会いが東京にはある。

地方だとそれは限定されてしまうのですね。

職場の同僚たちからも、東京に行った子供たちが戻って来ないと言う話を聞きます。

東京の生活に慣れた人には、ローカルと言うのは不便で、つまらないものなのかも知れません。

私の方は、あまり疑問を持たずに来てしまいましたが。


(こちらの色も綺麗でした。)


今日は、土浦駅に隣接している土浦市の図書館に妻と行きました。

妻が気に入って本を借りているのですが、私も一緒に中に入って見ました。

私は、本屋も図書館も好きで昔は時間があると良く行きました。

何が好きかと言うと、本を書いた人との出会い。

背表紙と作家の名前を見ながら、目に止まった本を開き読んで見る。

引き込まれた本を買ったり、借りたりする。

面白い本だと時間を忘れて、引き込まれる。

決まった目的の無い、その豊かな時間が好きでした。それが贅沢な時間の様に思います。

意味も無くながめるなんて無駄なのかも知れません。

何の行動にも目的や意味がなければならない。明確な結果が出なければならないみたいな脅迫感がありますが、色んな人の人生と死を見ているとそんなに明確な結果なんて無いですよね。

個人でなく集団で残した結果はありますが。


意味も無い散歩です、四季の変化を見つけたりします。


悩んだり、心がささくれていたりするとそれさえ目に入りません。

時間は容赦なく過ぎる。その意味は、自分で考え、自分で付けて行く。人や自然との関わりの中で。

すると無意味に意味が出て来る。楽しいと言う意味がです。

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