慌てずに深呼吸
外国人実習生たちの代理人になって、市役所の手続きもやります。
いっぺんに40人が転入したり、転出したりする時には大わらわです。
慌てると返って面倒な事になりますし、仕事上であれ代理を引き受けているのですから間違いは許されません。
任されると言う事は、ちゃんとやって当たり前。軽く見ると失敗するのは、全ての仕事に共通するかも知れません。
私は、焦って、慌てて、痛恨のミスばかりして来ました。

私が以前大型バスで走った道でございます。
お気に入りの景色だったので、妻に撮ってもらいました。
焦るとか慌てると言うのは、性格的なものなのかなとも思いますが、どうも人の目を気にするところから来ている様な気もします。
しかも、目先で誤魔化せると思ってしまうことから来るのかも知れません。
私が食器を洗うのは「雑で嫌だ」と母が妻につぶやいたと聞いた事があります。
「面倒な事は早く済ませて、自分の時間を作りたい。」そんな考えで、かなりスピーディに洗って来たのですが…後でもう一度見ると汚れが残っていたりします。
飲食店なら二度と来ないだろう致命的なミスになります。
忙しいは理由にならない。
節約した時間は、失った信用を考えるとマイナスになってしまう。
つまり台無しなんですね。
人は、私と言う人間の浅い底を見る。
で、人の目と言うか評価ばかり気にしていると取り返すために益々焦る。慌てる。

競争社会の中で「優等生」であろうとした病なんでしょうか?
もはや誰の競争の相手にもならないのに「俺はやれるんだ!」と思っている。
誰に比較してやれるの?
誰かに比較して本当に自分が見えるのかな?
40人分の転出届を書いた私とそれを点検しながら受け付けてくれる市役所の職員さん。
ミスを見つけると代理人である私が訂正するので、約2時間付きっきりの作業です。
滋味だけど正確さが欠かせない作業です。
ここにも競争でなく、共同で成り立つ人による人のための仕事がございます。
運転もいまだに反省しながらですが、一つ一つの仕事を通して自分自身と向き合いながらの日々でございます。
信用とは、人にどう思われるかでなく自分自身とその行為への向き合い方なのかも知れません。
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