辻川慎一つくば便り
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花を愛でる様に人を愛しむ。
週明け月曜日をお元気に迎えられましたでしょうか?
いよいよ梅雨入りかと思いますと、暑いながら晴れ間があり爽やかな風があったりすると有り難い様に思えます。
週明け私の乗務の方も、今日明日と小学校の送迎バスでしたのでやっぱり有り難く迎えさせて頂いております。
バスもマイクロバスで、夕方に終わるのでまとめて眠る時間があるのです。
ただし、田舎の小学校の送迎ですので森の中や田んぼの脇の狭い道をひたすら走りますので都市部を走るのとは違う注意が必要になります。
道も狭いだけでなくかなりデコボコしております。
(昨日の日曜日は、土浦市乙戸公園に友だちとアヤメを見に行って来ました。)
小学生を乗せて走るって、例えば後部座席に鉢植えの花を乗せているみたいな感じでしょうか?気にせずに走ると倒れて茎が折れたり、花が落ちたりしてしまう。だから倒さない様に運転する。道幅や対向車だけでなく、路面も見ながら走る必要があるんですね。
誰しもがそうであるかは分かりませんが、私はその様に思っております。それでいて、遅れたりはしない。
言うは易く行うは難しの世界である事は、何事にも共通する様に思います。
昨日の夕方は、早めの晩酌をしながら映画を見ました。
どら焼きのあんこの「あん」作りが縁で知り合った老女が、ハンセン病で隔離された人生を送って来た人だった。
隔離されながら、あんに愛情を込めて50年間作り続けた老女と言う設定でごさいました。
樹木希林さんの最後の主演映画で、孫の内田伽羅さんも印象的な役どころをしております。永瀬正敏さんも、前科がある訳ありの店長と言う設定で良い味が出ておりました。
どんなに理不尽で過酷な状況でも、自然とその産物を愛でながら丁寧に生きる事の大事さ。そう言う事を表現しているのかな?と感じました。
何事も成せ無くても、何者で無くても誰しもに生きる意味はある。
そんな印象的な映画でごさいました。
人は、病気の感染を怖がるのですが、その割には不摂生だったりして丁寧に生きようとはしませんね。
私自身がそう言う人生を走って来ましたので、偉そうに言っている訳ではありません。
ハンセン病の病原体も実に弱い菌なれど、食料事情や衛生環境が悪く免疫力が弱っている人に発症するのは、他の菌やウィルスと変わらないのだと思います。ただ発症の仕方の異様さの故に差別されたのですね。
つまり謂れなき迫害と差別から一生隔離される事になった訳です。
(久米川駅の電車図書館も出て来ました。見覚えのある電車だな〜って思ったら西武線の電車だったのですね。東村山市に多磨全生園と言う隔離施設があった事を初めて知りました。)
国鉄分割民営化に反対をして、新しい労働組合を作った私たちへの激しい差別待遇に対して「辻川さんは、いつも紳士だったよ。」と心を寄せ続けてくれた元幹部の方が「あれは謂れなき迫害だった」と手紙をくれた事がありました。
謂れなき迫害と言うのは、どの時代にも人々の社会にはあるのだと思います。
丁寧に生きると言うのは、自然から生まれたものを愛でる、愛する事があって。理不尽な迫害に対する本当の答えは、その様に人らしく生き抜く事にある。
そんな事を考えました。
別に誰かに見せるためでも無く、自分の生き方として丁寧に生きる事が愛する事の土台なのだと思います。
私にはまだまだ伸びしろがある様です。
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2025/06/09 11:51
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