十中八九
みなさまようやく土曜日。
今週最後の仕事でございます。
さすがに疲れております。
私よりずっと若い同僚とお話をしましたが、やはり乗務の合間には少しでも仮眠しないと神経が張り詰めたままなので辛いと疲れた顔をしておりました。
良く分かります。短時間でも眠る事で新しくなれる。眠れないと終らないのは、谷川俊太郎さんの「朝」の詩の通りだといつも思います。

私の仕事チームの同僚たちは、みなさん私よりも年上。しっかり高齢者ドライバーチームでございます。
その一人が「乗っている人たちがあいさつしない。」と怒ります。
私は「そうですか〜。」と受けます。
ところで私の場合には、十中八九(ほぼ間違いなく。)あいさつを交わしてくれます。
何故かと言えば、乗車時も下車の際も人数を確認しながら、乗降口を向いて一人一人の顔を見ながら「おはようございます。」「行ってらっしゃい。」「お疲れ様でした。」「気を付けて(お帰り下さい)。」と声を掛けるから。
十中八九の人が「ありがとうございます。」や若者だと「行って来ます。」まで言ってくれます。
「高齢者」だから、相手からあいさつするのが常識だと思っているのかも知れません。
私の方は、一人一人誰かの大切な人であり同じ労働者ですから、上下など関係なく丁寧に迎え、無事に送る事に徹しております。
(シランも綺麗です。)
工場には、たくさんのベトナム人実習生が働いております。私のバスも基本はベトナム人労働者の送迎です。
ベトナム人の「ぽつんと一軒家強盗」事件があったばかりですが「ベトナム人は盗むし、トイレでサボるらしいよ。」とやはり同じ同僚が言います。
誰かに聞いた話しだと思います。
私は「それだけベトナム人の数が増えたと言う事でしょうね。悪い仲間に誘われて、悪い事をしてしまうのは、日本人も同じだと思いますよ。」とお話します。
確かに、以前担当していた外国人実習生の寮でも、その様な事件がありました。
だからといって「ベトナム人は…」と決めつける事はできないと思っています。
盗む事は、その人をダメにしていく。ベトナム人だけでなく、そう言う人をかなり見て来ました。
「人間に関する事で、自分に無関係のものは無い」(カール・マルクス)と私は思っております。
みんな紙一重なんだと思って来ました。
なので他人事では無いと、思っております。
「ベトナム人の人たちは良くあいさつしてくれますよね?」と私が言うと
「そうなんだよ。日本人よりちゃんとあいさつするよ。」と同じ人が言います。
どっちやねん!と言うのは無粋かと思います。どこを見るのか?どう見るのか?悪く見るか?良いところを見るかで評価と言うものは変わってしまう。そう言う事は、いくらでもあります。良いところを伸ばす様にする事が大事だと思います。
こちらも十中八九間違いない様に思います。
今週のラストラン、頑張ります!
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