辻川慎一つくば便り

修学旅行

早朝所要で東京に行く妻を、駅に送ってからの出勤でございます。

何やら車が多いので何事か?と妻と話しながら駅に着きましたら、大勢の子どもたちがいました。修学旅行なんですね。

コロナで修学旅行に行けなかった子どもたちの事を思い出しながら、良い思い出になる事を願いました。

私の両親は、戦争が原因で家が貧しく中学校を出て直ぐに働き出しました。

母は、中学校の修学旅行に自分だけ行けなかった事を時々話していました。どれほど心残りだった事でしょうか?

16で継母に売られる様にして結婚。私は17才の時の息子でした。子どもが子どもを生んだ様なものだったと言います。

例え貧しくても、自分の子どもたちに不自由させたくない。子どもに全てをかけた人生だった。

そんな事も思い出してしまいました。


いつの間にか老いてしまった母を見て「とても綺麗な人だ!」と妻が言いました。


その言葉で、幼かった頃に誇らしかった母の姿を思い出した訳でございます。

綺麗と言うのは年齢や見かけだけの事ではなく、生き方が現れる。

妻と出会ってから、愛すると言う事の本当の姿を見て来た様に思います。

息子の一人を亡くし、口先だけの愛だとか、見かけだけの夫婦だとかに耐えられなくなっていた私は、現在の妻に出会い本当の心を見たのです。そして、愛する様になりました。そのために党派の人たちに「不倫」呼ばわりされ辛い思いをさせてしまいました。ちゃんと身辺整理をできなかった私のせいでございます。とても申し訳ない事だと思っております。


再婚する以前からずっと、私の健康を気づかいお弁当を作り続けてくれています。


今朝は、そのお弁当用のクーラーボックスの上に貼るカイロが置かれておりました。

痔の状態が悪い中で働く私のために「仙骨を温めて!」と忘れない様に置いて行ってくれたのです。

人の心が通じる人ばかりではありませんね。むしろ通じない人の方が多い。だからこそ、心が通い合える人が大切なのだと思います。

母が「組合の委員長だとかやっているお前は、正直あまり好きではなかった。今のお前がお前らしいよ。」と言います。

側にいる人で、人が変わる。人生が変わる。辛い事も糧になる。それを遅まきながら実感しております。

週末金曜日。
あと一日、頑張ります!

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