辻川慎一つくば便り

人に言えない関係

大分回復はしてきましたが、疲れを残したままの月曜日でございます。

今日は、朝の送迎乗務の後は電気工事の立ち会い。午後は、パソコンデスクワークの予定でございます。

職人さんの仕事を見ていましたら見たことのない道具を使っておりました。


水平と垂直にレーザー光線が出され、それに合わせて配線やコンセントの設置が綺麗に行われます。

「レーザー墨出し器」と言うらしい。
日本でしか使われ無いのでしょうか?
昔の大工さんが、墨が染みた糸をパチンとやっていたのを思い出します。

建築だけでなく、工事でも綺麗で正確に。それが見えないところにも貫かれるのってやっぱり凄いなと思います。


小型のオニグモ「ヒメオニグモ」と言うらしいですが、自然の造形から学んで来た伝統もある様に思います。


ところで、人間自身は真っ直ぐでも垂直でもありません。

間違いも失敗もある人間が、立派な指導者や神になると間違いも巨大になる。

労働者の国を語った「立派な」社会主義の指導者が一番人を殺して来ました。

歴史的長さから言えば、宗教による殺害の正当化も凄まじい。

国家も宗教も、組織を維持するために強権を必要とし見せしめを作り処罰する。

そうやって人間は幸せになって来たのだろうか?


私が仲間たちと労働組合を作った時。


組合を脱退するのは裏切りだから厳しく弾劾すべきだと言う奴がいた。

「一緒に頑張って来てくれたのだから、組合を去るのは委員長である私の責任だよ。」と決して責めなかった。

辞めて行く人に「辻川さんに世話になったのだから、ちゃんとあいさつをして行けよ。」と言ってくれたのは残った組合員たちでした。

彼らは責めずに、自分の責任を問い良い組合にしようとする私を信頼してくれたのです。

私は、偉い委員長でも何でもなく組んず解れつ仲間たちと戯れ、闘うべき時には自分が先頭に立ちました。

「辻さん俺たちは、人に言えない様なこともたくさんして来たね。俺たちには上も下も無いんだよな。だからあんたを信頼したんだ。」

見せしめだとか、弾劾だとか、何だか根本が古いまんまなんだと思います。

私の方は、リーダーからマネージャー修業へ!状態でありますが私の目指した初心を忘れず見極めるまでは頑張りたいと思います。

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