辻川慎一つくば便り

上手さではなく

食事中のみな様には大変失礼いたします。

水戸地裁での裁判判決の後、仲間たちと楽しく飲んで帰路に着き。懐かしくて撮ってしまいました。

このトイレが何のトイレか分かる方は、相当な「鉄」かと思います。
私がJR時代の最後に過ごした勝田車両センターの8年間の思い出の一つです。
現役時代からある電車は、全て仲間たちとの思い出に満ちております。

仲間たちと詰まったトイレや水廻りの修繕もずいぶんやりました。
仕事として修繕をやる中に、汚物の仕事もかなりありました。
決して気持ちの良い仕事ではありませんでしたが、怯まず果敢に挑んでいた仲間たちの姿が思い浮かびます。
そう言う仲間たちを誇りにして、私も一緒に作業できる幸せをどれほど深く感じた事でしょうか。
仲間たちもまた、私と一緒に仕事が出来る事を深く喜んでくれました。
労働組合所属を理由に徹底的に差別され、25年の隔離経て一緒に仕事をする事になったのです。
仲間たちと一緒に働く。最高の日々でした。
だから、再び私を隔離する事と徹底的に争った事が「損得勘定の人」たちには理解できないのだと思います。


「60を越えて全く違う仕事をやれているのが凄い。」と言ってくれる仲間もおりますが、仕事と言うのはそんなに甘いものではありません。

まさに良い年をして、恥ずかしい失敗のオンパレードでございます。

でも、そんな時に「一生懸命やっていれば周りの人は必ず認めてくれる。」と言う、電車の検査修繕の仕事を教えてくれた仲間の言葉を思い出します。

上手である事よりも大事な事は、姿勢であり心掛けなのかなと自分に言い聞かせます。

今朝ラジオを聞いていましたら、大木トオルさんと言うブルースシンガーの声が聞こえました。

声も、話し方も謙虚な方でございました。

小さな時からとても傷付いて吃音があり、犬だけを友だちにしていたのですが、その犬も一家離散の中で失ってしまった。

歌を歌う時だけ吃音にならないのでFENを聞きながら歌を覚え、アメリカに渡る。

ブルースを歌うのですが、ブルースは上手く歌おうとしても響かない。

差別や理不尽への悲しみや怒り、心を魂から歌うんだよってアドバイスをもらい「イエローブルース」として認められて行ったと話されておりました。

名前は知っておりましたが、そう言う方だとは知りませんでした。

セラピードッグの代表もされているのですね。

https://youtu.be/HSosvjlKI7s

やはり知ったかぶりはいけませんし、もったいないのですよね。

上手い人はたくさんいますが、あなたはあなたしかいないのですから。

民営化や効率化、画一化への言葉だけでない反対って、そう言う事ですよね。

我が仲間たちは、全く画一化出来ません。だから根っ子で勝っている。

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R