辻川慎一つくば便り

クリスマスにウィルス

クリスマスの日、だんだんと体調がおかしくなって来ました。

夜の乗務を何とか無事に終えて、帰宅し車を降りるとまっすぐに歩けない。
ふらついて、倒れそうになり顔の右側を家の壁にぶつける。それで、転倒を免れる。手がでないのですね。

何だか全身の制御ができないのでございます。

情けない事ですが、下の状態もです。

ここまで制御できないのは初めての事でありました。

後は、バッタリと倒れる様にしてひたすら眠りました。

それでも、休む事には抵抗があり翌朝の4時半になって「すみませんが、無理です。」と点呼に電話を入れました。「だめかも知れません。」と話しはしておりましたので、スムーズではございました。

電話をしましたら、ホッとしたのかまた、ただひたすら、信じられないくらい眠っておりました。

喉は乾くのですが、全くお腹が空かないのです。

身体全体がウィルスとの闘いで熱を発し、そのストレスで自律神経も乱れるからなんですね

それを改めて実感しました。
と言うか、うなされながら眠っている間はそんな余裕もございませんね。

見る夢も、何度やってもバス整備が終わらないなんて言う嫌な夢を何度も見ました。

そんな場合の援軍は、水分なんですね。



若い頃から、こんな時には一人で寝ておりましたが、動けない私の枕元にノンカフェインのお茶と水を妻が用意しておいてくれました。


部屋には濡れタオルがかけられておりました。

朦朧としている時には、それすら分からないくらいなんですが、症状が治まってくるに連れて有り難いな、一人ではないなと思う様になりました。

計37時間ほど、ひたすら眠り続けてようやく汗が出て来ました。

あ~、治ってきた!と実感すると脳・神経の働きが戻ってきたのも実感する訳です。

これなら運転できると、1日安んで今日から乗務に復帰致しました。



出勤しましたら、私の他にも体調が悪くなった同僚が何人かいると聞きました。


全面的に身体の統制が取れなくなった経験は初めての事なので、年齢相応なのかなとも思います。

しかし、私の不始末まで世話して頂き、肝心な事をやってくれた妻には、何とも言えない気持ちがしております。

何でも一人でやる!って事を自分に刷り込んで来てしまった人生でしたので、その割には情けない。

近くに誰かいるとバレてしまうのが、怖かっただけかも知れません。

自分の弱さを実感した次第です。



それにしても、熱に浮かされて見る夢がエンドレスなバス整備では嫌だな〜って思いました。


もし、それが最後の夢だったら?
嫌ですよね。

何だか自分の生き方は、今も間違っているかも知れない。大事なものが違うんじゃない?変えないと、ダメだよ!ってそんなメッセージがある様に感じました。

それから、辛い思いをしているのはあなただけでは無いよ。どんな状況でも希望を持ちながら生きている人たちがいる事を忘れてはいけないよ。って事もです。

クリスマスにウィルス。
有り難く無い様ですが、自分が生きている事を見直すためのプレゼントになりました。

Facebookで友だちになった人からは、37時間寝て回復した事に「何て健康な人なんでしょう!」とメッセージを頂きました。

そうなんですね。病気の時だけでなく日頃から食事の世話をしてくれている伴侶がいるから年は取っても回復力があるのですね。

病気は、人に物事を考え直す機会をプレゼントする。


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