辻川慎一つくば便り

元鉄道員のバス運転士は、ミラクルを生きる。

熊谷では30℃、茨城の大子では28℃。
つい先日まで寒い寒いと言っていたのがウソみたいな夏日の土曜日になりました。

昨晩は、疲れがピークでの金曜渋滞。
いつもらな余裕で受け流す割り込みや無茶な運転、逆にノロノロ運転にもいらついて、心がざわつく私がおりました。いらつくのって、焦りと同じで、それに心が支配されると危ないのです。全体を見ないで、一部にこだわる事に集中してしまうのですから。

結局、バスの運転も自分の心との格闘になります。感情に支配されず冷静に、良く見て判断しなければならない訳です


(今日は息子のお墓に行きました。お墓の脇に、まだ残っていたツクシンボとカラスノエンドウの花が可愛く咲いておりました。どちらも若芽は食べられるのですね。)


イライラする原因は、相手が自分の思い通りに動いてくれないからです。しかし、自分以外の全ての物事は天気と同じようにコントロールなどできないのですね。それはバスの運転に限らない事。

それに対して自分の心を制御する事はできる。

ブッダの教えでは、「反応しない」ことだと言います。それは、煩悩(心の迷い)を断ち切り、心の平安を求めるための重要な修行であるとされている。

無駄な感情反応に捕らわれると、人は苦しみから抜け出せないと言うのです。
感情の波に乗らず、物事を客観的に見つめる。起こっている事柄を、感情に左右されず、事実として受け止める。執着を手放す。過去の出来事や未来の不安に執着せず、現在に集中する。
今この瞬間に集中し、物事を客観的に観察するために「自分はいま◯◯しているんだ」と言葉にして確認する事が重要だと言うのです。

そうです。やっぱりバスの運転も日々積み重ねる心の修行なんですね。


(息子を亡くしてから、よく一人で歩いたひたちなか市の田んぼ道を通ってみました。まだ、山桜の花が所々に残っていました。)

自分は正しいと思っている人は特にですが、人に干渉します。思惑通りにしようとして、意に反するとイライラするのです。

ところが、干渉なんかしても、相手の心は離れて行くばかり。

動物でも、植物でも、もちろん人間も、心が通い合うためには良く観察する事、そして友情を持って接する事。

それ以外にコミニケーションを取ると言う事は、できないのだと思います。

つまり、自分が心から接する事ができなければつながれないって事なんですよね。だって相手をありのままの存在として受け入れるのが友情ってやつですから。

だから「反応しない」と言うのは、自分の心のムダな動きに反応しない事で、相手の心や身体の動きがちゃんと見えて来ますよって事の様に思います。


(「クサイチゴ」の花。やはり食べられる甘い実がなるとの事です。)


自分の心の動きや感情って生きる上で大切な訳で、それとちゃんと向き合う事で「反応しない」って事ができる。
自分も観察して、自分にも友情を持って接する。

自分が自分を受け入れられる道は、相手を友情を持って受け入れられる事から。

だから人なんですね。


(たくさんの小さな花。何の花だろうって思ったら「ヤマグミ」らしいです。昔は植物ポケット図鑑を持ち歩いて名前を探したのですが、便利になりました。その代わりすぐに名前を忘れてしまいます。)


60を越えると金融機関に相手にされなくなります。まして中小企業の低賃金労働者には貸しません。現実なんですね。

60代どころかあと2年で70才になる私の150万円の連帯保証人をJR時代からの仲間にお願いしましたら「辻川さんなら喜んで!」と二つ返事で了解してくれました。

「そんな人はいない」と両親も驚きます。

本当の友情って、ミラクルなんです。
みんなでミラクルを生きられたら、生きてて良かった〜!生まれて来て良かった〜!って思いますよね。

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