辻川慎一つくば便り

もっと高く。もっと遠くへの眼差し。

みなさまおはようございます。

出勤前に水撒きをしましたら、アマガエルたちが驚いたのか次々と現れました。

数えただけでも5匹いましたので、どれだけ住んでいるのでしょうか?それだけエサが豊富(虫が多い)と言う事なのかも知れません。


カエルさんたちの真剣な眼差しは、獲物に向かっている様でございます。


人間の方はと言いますと、獲物ばかりではなく好奇心の眼差しがありますよね。

小さな子は、見たいものがあるとつま先立ちを致します。

そもそも人間が直立歩行をする様になったのも好奇心から、もっと高く、もっと遠くを見たいと言う根本的な欲求だったのではないか?と言う説もあります。


鉄道を愛する私の仲間たちの写真の一部です。


列車を高いところから撮った国分勝之さんの写真です。撮るためには先ず山登りからなんですね。


それからまるで宇宙に向かって力強く走っている感じさえする大和田秀樹さんの写真です。


いずれも無断転載をお許し下さい。

私自身は、高いところが苦手なんですが子供の頃は木登りが好きだった事を思い出します。

景色が全然違う。つまり世界が違って見えるのが新鮮な驚きでした。

昨日迎えに行った外国人実習生は、インドネシアから。

とても礼儀正しく、日本語も良く勉強しています。

20歳くらいでしょうか?乗せている間、次々と質問して来ます。はじめて見る日本に興味しんしんなんですね。

彼らの実習労働は、農業と言う事ですでに仲間たちがたくさん来ているとも話してくれます。

農業、食品、建設…基幹産業での労働力、後継者の深刻な不足。

もはや外国人の若者たちがいなければ成り立たなくなっている事を、リアルに実感する日々です。

果たして育成した彼らを5年で返すなんて事が成立するんだろうか?とも思います。

総デジタル化(DX)も、少子高齢化への切り札にして企業と国家が生き延びる戦略でしょうから、外国人労働力の導入と表裏なんですよね。

急激な社会の変貌と時代の変化。
国家政策の大きさを感じると共に、外国人実習生の好奇心の固まりの様な生き生きした目に対して、日本の子供たちはどうなんだろう?なんて考えてしまいます。

学校でも、家に帰っても居場所は無いと帽子をいつも目深に被っている女の子を思い出してしまいます。内向きで、好奇心も閉じ込めてしまっている痛々しい姿です。

貧しいのかも知れませんが、「箸が転がってもおかしがる」外国人実習生の姿を見ているととても楽しくなる私と、複雑な気持ちになる私がおります。


(JR時代の仲間からの電話を受けているのを妻に撮られました。)


頭でっかちになり、自分の事しか考えられなくなっている結果じゃないのかな?なんて思います。

心を失ってる者に、求心力は無いのです。

当たり前の事に気付くか、気付かないか、そこだと思います。

もっと高くから、もっと遠くを見たいってのは人間みんなの心の欲求なのですから。

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