辻川慎一つくば便り

「裏切る」って何だろう?

いやぁ〜。雨が降らない予報が次々と変わり、期待を裏切りよく雨が降ります。

お陰様でバスは、車内も外側も汚れるので清掃が大変でございます。

まあしかし、考えて見ると天気が人の期待に応えてくれる訳ではありません。

そのお陰で、人はグチを言い合ったりして仲間である事を確認し合っている様に思います。

どうしよもなく大変な事ほど、人は結束するのですよね。

人が生きる力は、愛なのですから。人は愛を必要とした。前頭葉で働く愛の脳内物質ドーパミンを、他の動物たちはほとんど使えない。人間特有のものだそうでございます。


だから、人間は色んな愛の対象を求める。


明るくなって来ますと雨の中でも、紅葉が鮮やかです。

こちらでは、ピークかなとも思われます。

紅葉を愛でる事ができるのも、人間の愛の働きの様です。

そして、自分だけでなく多くの人がその美しさを感じる。

動物たちや昆虫たちは、冬を越えなければならないのでそれどころではありませんよね。

と言う訳でめんどくさかったり、大変だったり、忙しかったりする訳ですが、愛着を持てるものや人がいる事が人間の生きる力になるのだと思います。

それを共有できる人がいれば一層楽しく、不安を超える事ができる。


(こちらは「アカメガシワ」の紅葉です。)


自然には裏切るも何も無い訳ですが、人は裏切る。

裏切るって何だろうって考えました。

かく言う私も、裏切ってるかもって悩む時があります。

誰かに良い顔をして、凄いと言いながら「違うくない?」なんて思い直す時。それだけなら心の中なんですが、他の人に「おかしくないかな?」なんて言ったりすると、それって裏切りじゃないか?って反省したりします。

惹きつけておいて、裏で突き放しているのですから、結局信頼されない事になる。

人間の前頭葉は、記憶の働きが主でありますので、愛と言うのも実は記憶なんですね。

それを裏切ると言う事は、負の記憶としてその人に残されて行く。負の記憶は、嫌な記憶なので消されて行く。離れられ、忘れられるのです。

なので裏切ると言う事は、相手から自分が消されて行く事になる。

なので愛を取り戻すと言うのは、実に大変な事なんですね。

そもそも愛着も持たれていない人には無理な訳ですから、裏切ると言う事にはなおさら注意が必要なのだと思います。


(春先のアカメガシワ。赤色がとてもステキです。)


裏切ると言う言葉は、例えば座布団の裏側が切られていても表からは見えない。表は綺麗でも、裏は違う。そう言う意味ですが、実は「人の気持ちを大事にできない。」と言う事なんですね。

人の気持ちを踏みにじっている事。愛に生きる人間に取っては、やってはならない事。気をつけなければ、自分の愛の対象を失う事になると言う、かなり大変な事なんですね。

軽く見てしまいますし、軽く裏切る方がかなりおります。

人の心や気持ちより、正義、大義みたいにやって来た私の裏切りを深く反省しないと、さらに深く人を裏切る様になってしまいそうです。

人として自分の言葉に嘘があってはなりませんね。

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