辻川慎一つくば便り

心の時めき

急に真冬の寒さになりましたが、お元気ですか?

バス清掃のためにバケツの水を使うのが辛くなる事で、いよいよ冬が来たのだと実感致します。

でも、西欧では雪が降り始めるこの時期はクリスマスの到来で胸が踊る様です。

ちょっと昔の日本の子も「もういくつ寝るとお正月〜♪」って歌っていましたので、同じだったのかも知れません。

「待ち遠しい!」って感覚が子どもの頃には確かにあったはずなのですが、胸がときめく事がめっきり減ったのは「便利さ」のためか、それとも心が老いてしまったためなのでしょうか?


常磐線の各駅もイルミネーションが灯っているのですが「あまり時めかない。」と東京のイルミを見て来た妻が言います。


結婚前に六本木や東京駅のイルミを一緒に見に行った事があるのですが、確かに凄いし何て言うか規模だけでなく、センスが違いました。

外国の人が見てもステキだと感じるのですからやはり「国際都市東京」なんですね。仕事で羽田空港第3ターミナルを見た時にも感じた事です。

もちろんお金のかけ方、財力の違いはあると思うのですが、構想する人たち、そして作る人たちが時めかずにはできない事なんだと改めて思います。

そう考えると、心が踊り、時めく事があってそれが、他の人を時めかせる。

古い建物であっても時めきを感じるのは、技術的な事だけでなくそれを作り上げた人の時めきを形に仕上げたからなのかも知れません。

そう考えると、色んな経験をして来たので簡単には時めかなくなったと言えるのかも知れません。


(動労水戸ブログより)

動労水戸と言う労働組合に入ると絶対に昇進昇格できない。あらゆる差別待遇を受けると分かっていながら、その労働組合に留まった仲間たち。そして、それを知りながら新たに加わった労働者たちがいました。


絶対のマイナス。リスクしかないと言われた労働組合に入った奇跡の様な労働者たちに、私の胸は踊り、時めきました。

それが立場を越えて人の胸を時めかせた。

私は、それを責任者として目の当たりにして来ました。

何と稀な経験だったのかと思います。

眼の前のリスク、周りからの重圧を越えて一緒に働き生きる選択をする人がいる。

そこに時めいて、今の私がいる訳なんですね。

逆に言えば、私の時めきが伝わったから心を動かしてくれたのだと思います。

恐らく妻も、そんな私に時めいてくれたのですね。


(「みなさんとっても良い顔をしてるよ!」と通りすがりのプロ写真家が撮ってくれました。)

なので、どうも時めかないなんてつまらない事を言っては居られない。


何に時めいて来て、自分が心から時めく事をしっかり見直さなければと思います。

たぶん、新しい仕事にようやく慣れて来て、気持ちに余裕が出来てきたのかも知れません。

みなさん、寒い中くれぐれもご自愛下さい。

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