辻川慎一つくば便り
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ぶつからない努力
働く人の送迎バスドライバーをしながら、乗って頂いている人ばかりでなく色んな人間模様が見えます。
ある駅では、地面に着く部分が4本足になっているステッキで一歩踏み出す度に大変時間が掛かる人を毎日見かけます。
横断歩道を渡る時がとても危ないのですが、私より明らかに若い人です。
足が不自由と言うより、それを制御している脳に問題が発生した様に見受けられます。
そのほかにも、高齢者で少しづつしか足を運べない人も見ます。
一旦打撃を受けた脳が回復すると言うのが、大変な事なのだと思います。
私たちは、歩けたり、見えたりする事が当たり前だと思っているのですが、当たり前ではなくそれだけでも有り難い事なのですよね。
同時に、過酷な状態になってなお生き抜いている人の存在も凄いと思ったりします。
私の担当バスは、街の小さな指定給油所で給油します。
給油所も経営難で次々と廃業している難しい時代だと思いますが、家族経営で頑張っています。
地域に根ざしている感じが魅力的で、応援したくなります。
給油を終えて道路に出ようと、当然ながら左右確認。右から来る車が無いとゆっくり出ましたら、猛スピードの車が突っ込んで来て急ブレーキをかけました。
あわや衝突の場面でございました。
緩いカーブでありますが、車が来ないのを確認しておりましたので「一体何キロ出して来たんだろう?」と驚いた訳でございます。
スポーティな車でしたが、朝の一般道を100キロ近いスピードで走っていた様に思います。
かと思えば、ウインカーも出さずに急旋回する車や夜間に無灯火で平然と走っている車がいたり、無茶苦茶な人も多いのです。
ぶつけられて、死ぬ人、生涯回復できないケガを負う人がいるなんて事は考え無いからできるのだと思います。
それでいて、危ない!と相手を罵る訳です。自分は悪くない。
こちらは無人の夜間給油所です。
私の方は、プロの端くれですので、ぶつからないためにはどうするか?何が自分に足りないか?を常に考えている訳です。
それでも危ない場面がありますので、その度に反省と対策を考えて実行します。
利害が対立する場合があるからこそぶつからない様にするのって、実は政治の要もそうではないのかって思ったりします。国同士がぶつかれば、死人とケガ人の山になる。
経済って「経世済民」の略、「世を治め、民の苦しみを救うこと。」とあります。それが政治なんだと。
だから私利私欲なんてのも、対立を煽って人のせいにするだけなんてのも本当の政治じゃない訳です。
ぶつからずに、安全に、日々感謝しながら幸せに生きられるためにはどうするか?
するってーと、やっぱり私たち労働者ってのは日々政治経済をやっている訳なんです。
今日は、新しい同僚の人に「何だか辻川さんが来てくれてからストレスが無くなったよ!」って感謝の言葉を頂きました。
で、今度は袋でなく箱で葉大根を頂いたのでございます。
食べ切れない!と悲鳴をあげながら妻が作ってくれた、自家製ドレッシングでそのまま頂くサラダも絶品でございました。
私が嫌なヤツだと思われていたら、絶対に無いことですよね。
ならば、家の中でもぶつからないプロにならないとと反省する私でございます。
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2023/12/06 15:00
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