辻川慎一つくば便り

遠い夢

みなさまおはようございます。

職場も家の周りも静かに感じるのは田舎だからなのでしょうか?コロナ禍と言われますが、静かに考える良いチャンスの様に思います。

これまでの様に行かない。
「バベルの塔」の様に人間の暴走に対する、自然の警告にも思えます。それに対して、果たしてワクチンで簡単に解決できるのでしょうか?

簡単に解決できない問題があるってことが、生きる意味を深めて来た様に思います。


(職場の周りの林を散歩して見つけました。「雑草」だと名前を調べるのも簡単ではありませんが、葉がシンバルに似た種があると「シンバラリア」と言う洋名がついているとのこと。花言葉は「遠い夢」。和名は、ツタバウンラン「蔦葉海蘭」の可憐な小花でした。)

私は、ジャズやロックを大音量で聞くのが好きでしたが、静かな空間や時間も好きです。

かつてはタバコもやってましたが、きれいな空気で吸うのがうまいので喫煙所のモクモクしたところは好きではありませんでした。

かつての651系特急の喫煙車は、最悪でしたね。咳が止まらなくなってから、スッパリと止めました。

考えて見るとわがままで贅沢して来たのかも知れません。


(クヌギ林の湿った場所で咲いていた「ムラサキケマン」。毒草だそうです。毒だと分かっているのは、食べた人がいるのでしょうか?植物によって毒になったり、薬になったり。自分の身を守り、種を残すためだと思いますが面白いと思います。)

林やあぜ道や道端でも、歩いて見ると色んな花が次々と咲いて入れ代わって行きます。

どの花にも最盛期があると感じますし、咲いては枯れて行きます。

花が咲くDNAも、落ちるDNAも組み込まれているとのことですが咲く場所や咲き方は環境によって変わります。

茨城の高校を甲子園優勝に導いた木内さんと言う名物監督がおりましたが、状況と子供たちをしっかりつかんで、勝利に導いた。

その場合、子供たちの才能と同時に性格を見たそうです。そして変に期待を持たせる言動は一切しなかった。実際に闘い、自分自身の人生を切り開くのは子供たちだから、無責任な言動はしなかったそうです。

茨城弁丸出しで可笑しみあふれる人でしたが、とても現実的だったのですね。そして子供の性格と言うのは親で決まるとも言っていたそうです。才能だけでなく性格の部分が大きいと。性格を見て奮起させ方、乗せ方が上手かった面も大きい様です。

私の労働組合の師だった中野洋さんも、組合員の乗せ方が上手かった。

簡単には手の届かない遠い夢を見ながら、状況も人も良く見て働きかけていたから魅力的だったのかも知れません。毒もクスリもある花が人にもあるのだと思います。


(朝食でした。)

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