辻川慎一つくば便り

災い転じて福となす。

昨日誕生日の妻が「こんなにたくさんの人にお祝いの言葉を頂いた事がない。」と言います。

私は「人徳だよ。人を思い、気遣って来た結果だと思うよ。」と返しました。

この1年、私に取っては今までとは違う試練の日々でしたが、妻の支えがあって何とか乗り切れて来ました。

「次々と変わる仕事の起伏が激し過ぎて、合わせるのが大変だった」と言います。

私も若くはありませんので、両親も心配して「無理をするな。」と何度も言われました。


(ちょっとしょぼいですが、我が家の南天の実です。咳止めの薬になる薬草でもあります。難を転じて福を成すと言う縁起の良い植物なんですね。)


でも考えて見れば、最低賃金でも懸命に働く事で、汗水流して得た賃金の貴重さを学び直す事ができました。

そして、その頑張りに報いる形で新しい仕事を任される事になったのですから有り難い事だと思うのです。

報われない努力だって五万とあると思いますし、嫌なら辞めると言う人が大半だと思います。

人一倍失敗の多い私だからこそ、途中で投げ出したらそれまで積み上げて来た経験と努力が無駄になってしまう。

自分で選んだ道であるからには、自分が納得できるまでやり遂げないと何事でも投げてしまう様に思います。


(こちらはやはり庭にあるマンリョウです。花言葉は寿ぎ「ことほぎ」で、お祝いの言葉を述べる事の意味だそうです。やはり縁起物なんですね。)


昨日今日と、私の同級生であったり、労働組合で思い出の深い人であったり、次々と訃報が届きました。

亡くなる人が異常に多い感じが致しますが、いずれ私たちにも確実に死は訪れます。

死を案じ、死と戦う事に意味は無い様に思います。

共に生きる人たちと、一人一人を尊重し大切にしながらより良く生きる。だから、仲間を蔑ろにする者は許さない。

労働者として生きて来た私の、たった一つの鉄則なんですね。

「辻川さんは、決して仲間を悪く言わなかった。だから、辻川さんを悪く言う人は許さない。それだけです。」と仲間が言ってくれました。


明日の天気が良くないみたいなので、今日のうちに懸案だった障子張替えの準備に入りました。


なるべく慌てず、焦らずゆったりと。

妻や仲間たちの事を思いながらの作業です。

久しぶりに穏やかな年末を過ごしています。

みなさまも良い年の暮をお過ごし下さい。

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