辻川慎一つくば便り

ハーレー・ラビットソン

私の二才上の同僚は、元自動車学校の教官でございます。

「自動二輪専門だったので、車の運転は上手くないんだ。」と言うドライバーでございます。

「昔はスクーターに乗っていた」と言うので「もしかしてラビットですか?」と聞くと「そうなんだよ。今あれば高いだろうね〜。」と言う話しで盛り上がりました。


こちらでございます。


私が16才の時に、小型自動二輪の免許を取るのに同級生がこれで迎えに来てくれた思い出のスクーターでございます。

同級生たちは「ハーレー・ラビットソン」と呼んでおりました。

富士重工系の会社が1968年まで生産していた、懐かしのスクーターでございます。

私以上の年代の人には、思い出のある乗り物かも知れません。

同じ世代の人と言うのは共通する体験がありますので、共通する話題になると何だか一体感があります。

ともあれ私の方は、小型自動二輪の免許を取るのに実技試験に6回もかかった苦い思い出と一緒です。

電車運転士免許も大型二種免許も、筆記は一発なのですが、実技試験がとことん苦手な訳です。



チョー簡単に言いますと、緊張に弱い。つまり、メンタルが弱いのでございます。


弱いからこそ、強くあろうとして来た感じなんですね。弱いからこそ立ち向かった。

そんな感じだったのかも知れません。

妻とタイ料理を食べに行きましたらお店の人に「社長さんみたいに見える」と言われました。

妻は「あなたは偉そうだからね~」と言う。「私はバスのドライバーです。」と笑いながら話したのですが。

強そうで、偉そうにして来た事だけ身についてしまった様でございます。

それでも、本社の同僚と話していると介助人さんたち、他の運転士さんたちが代る代る笑顔であいさつして行ってくれるので「辻川さんは、人気あるね~。」なんて言ってくれます。

ただ偉そうな人に、気さくにあいさつをしてくれませんよね。

実は、メンタルが弱いのバレバレなのかも知れません。

人は見かけに寄らないのでございます。人は、弱い、できないから始まり努力を重ねて、また弱い、できないになって人の手を借りる事になる訳です。

強いだの、偉いだのと勘違いしなければ、人の関係と言うのはなかなか楽しいのかも知れませんね。

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