辻川慎一つくば便り

ノーブル(高潔)なカメさんに会う。

みなさま何とか無事に金曜日を迎えております。

毎日ちょっと時間があると小さな庭の植物たちを見てから、仕事に向かいます。帰宅した時にも、気持ちの切り替えで見守りします。

無農薬の庭の小さなハーブ園には、冬を越えたパセリとイタリアンパセリの花が咲いております。

同じセリ科なので、葉っぱを見ないと花の区別がつかないほど良く似た花です。

セリは日本語なのに、外国から来たパセリもセリと言う名がついているのが不思議だと思ったりします。パセリのセリはセロリから来ているとの事ですが。

そのパセリの花に、鮮やかな虫がいるのを見つけました。



ググって見ましたら「アカスジカメムシ」と言うカメムシとの事です。初めて見ました。


カメムシはクサい臭いを出すので好きにはなれないのですが、こちらのカメムシは臭いを出さないそうです。

こういう鮮やかな色合いになったのは、天敵に対して「不味い」あるいは「毒がある」と警戒させるためで、鳥等に食べられないためなんですね。
それで目的は達成されているので、こういうカメムシにはあのいやな匂いは少ないとの説明でありました。

しかも、なかなか見れないそうです。セリ科の花が好きでその液を食するとあります。

そう言えば、キアゲハの幼虫もパセリの葉を食べるので「パセリワーム」と呼ばれる事を思い出しました。

毎年すっかり丸裸にされて、隠れる葉が無くなると鳥に捕食されてしまう厳しい自然界をまの当たりにして来ましたが、こちらのカメさんは別の手段で捕食を免れている。

何だか凄いですよね。
ノーブルな感じがする虫だとも書かれておりました。確かにファッショナブルにも見えます。

ノーブルと言うのは、高潔な、高尚な、堂々とした、立派なと言う意味の言葉なんですね。
The human soul longs for something noble.
人間の魂は何か気高いものにあこがれる。


そうでございます。

確かに、気高く生きれたら良いな~と思います。

虫を見ながら、自分も見直してしまいました。



同じ花に、ニホンミツバチもやって来ました。


農薬で激減、絶滅の危惧もあると聞きます。

小さな庭なれど無農薬で、虫たちには安全な植物(食べ物)だと分かるのでしょうか?

どこから来るのか珍しい虫たちが訪れます。

自然の贈り物に感謝して、その姿を愉しませて頂きました。

珍しいノーブルカメさんにも学ぶところがありますね。

偶然では無く、引き寄せているのですし。

さて、今週最後の乗務もノーブルに行きたいと思います。

ノーブルはファッション用語でもある訳ですが、飾る事でなく自然ににじみ出る事。そんな事も教えてくれているかも知れません。

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