辻川慎一つくば便り
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でくのぼう君の良い便り
昔からなんですが、何をやっても失敗します。
うまくやると言うことができません。
失敗して落ち込んで、のたうち回ることの繰り返しでした。
思い返せば、そんな私を助けてくれる人が必ず現れた人生でした。
懸命にやって、気を張り過ぎたり考え過ぎたりして失敗する。
まるで「でくのぼう」(役に立たない木彫り人形)だと思う。
(つくば市から見た筑波山です。)
「でくのぼう」と言えば宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」を思い出します。
みんなにでくのぼうとよばれ
ほめられもせず
くにもされず
さういうものに
わたしはなりたい
とすると役立たずの私は宮沢賢治さんに近付いているのかも知れません。それなら、良いのですが。
(カラスウリの不思議な花です。若く青い実は食べられるそうです。花言葉は「良い便り」)
でくのぼう君は、急転して大好きな子供たちの担当から外国人研修生の担当になりました。
母国の家族と離れて、異国の地で働くことになった若者たち。
私は言葉はできないけれど、先ず笑顔で心を通じたいと働きかける。
今は翻訳アプリもあります。
そしたら動画で家族を見せてくれました。日本のお寿司が大好きで、お父さんが作っている動画でした。
日本に来てお寿司を食べましたか?とたずねると「はい。おいしかったです。」と言います。
「日本にお父さん、お母さんを呼んでみんなでお寿司が食べられると良いですね。」と言ったら良い笑顔をしてくれました。
でも、仕事(研修)が始まるのがとても不安で心配そうに胸をなでるのです。
初めてのことへの不安は、みんな同じです。ましてや家族や国を離れてのこと。
何の役にも立てないけれど、その青年の肩をなでることはできました。
良い職場であること、無事であることを心から祈りました。
(カラスウリの花言葉が「良い便り」であるのは「結び文」に似ているからとのこと。恋文の様な良い知らせの時に結んだらしいですね。)
人の窮地をチャンスとばかりにさらに追い落とす者もおります。勝者のつもりが、実は深いところで人が離れて行く。
逆に「完璧でなくても少しずつだろうと相手と話し、心を通じれば大丈夫です。辻川さんなら必ずできます。」と言ってくださる方もいます。
どうしようも無い役立たずのでくのぼう君なんだけど、丸で違う見方で見てくれている人がいる。
本当に有り難いことが、そこにあるのかも知れません。
それはね。きっとみんなそうなんだよ。私と同じでくのぼう君のみなさんは。
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2022/07/06 13:26
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