辻川慎一つくば便り

ちょっと保養に来ました。

朝乗務をしてから実質7時間のバスの運転研修というハードな5日間を何とか乗り越え、妻がチョイスした宿に、1泊ながら「保養」に来ております。

絹織物の歴史ある街、桐生にあるDive INN Kiryuという宿でございます。

休憩時間含めて約3時間のドライブ。

宿に着きましたら、ちょっと心配になるくらいの古い民家でした。

周りの建物も、昭和を超え、大正、明治、さらに江戸時代にさかのぼる様な建物ばかりです。

戦災に会わなかった街だから、古い街や建物が残っているのですね。

その街の魅力を再発見して、市の援助や街の人、訪れる人の応援で若い人たちが「街を残そう!」と頑張っている。

そんな宿「ゲストハウス」でございます。


2階建ての2軒長屋の壁を取り払った、共用リビング。


1日2組、7人限定との事です。

大柄でステキな若者がオーナーさんで、ゲストハウスを案内したがら、街の歴史や魅力、近所のお店を紹介してくれました。


共用のキッチン。


妻が「ステキ!」「かわいい!」を連発します。


建物は借りているとの事ながら、漆喰や木工を自分でやったとの事です。古い土台を活かしたセンスが光ります。


この宿に泊まると、近所の銭湯に無料で入る事ができます。

営業をやめてしまった大正時代(?)からの銭湯をよみがえらせた女性が営業する「一乃湯」です。


絹織物を作っていた「女工さん」たちのためのお風呂だったと聞きました。


確かにめちゃくちゃレトロです。番台にいる若い世代の女性オーナーも、とても魅力的でいきいきとされています。

こういう、いきいきと生きる若い世代と接するだけでも、元気を頂けます。



銭湯の中は、昭和〜な私の記憶を完全にぶっちぎっておりました。


お湯と水が出る蛇口の低いのも、そのままなのだと思います。昔の人の高さの低い事。

湯船のお湯は熱めながら、柔らかい。すぐに全身が温まります。立ったまま入ったのかな?という深さも気になりました。


定番の牛乳ですが、濃厚過ぎて上の方が、生クリームの様に固まっている驚きの牛乳でした。


宿の近くの居酒屋さんで、焼き鳥のテイクアウトをお願いし、めちゃくちゃキレイでモダンな鮮魚店「水戸正」でおつまみをゲット!

部屋飲みして、19時過ぎにはダウンしてしまった様でございます。



やっぱり古くからの日本家屋は、落ち着きますね。


外国人も含めて、普通に豪華で至れり尽くせりの旅が好きな人には喜ばれないとの事ですが、古いものに価値を感じて大事に思う人には喜ばれる。とのお話しでした。

そんな再発見旅がしたい人には、とてもステキだと思います。

オマケに桐生という街には、鉄道路線が4社も入っているのですね。

こちらも維持されている事自体に、ローカル線廃止に抗して来た元鉄道員としては凄いと感じます。


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