「辻川さん痩せたね。」とお世話になって来た先輩が言う。「身体も財布も痩せ細っていますよ。」と笑って返す私。
「やっぱり一人は寂しいかい?」と聞いてくれますので「寂しく無いと言ったら嘘になりますが、自由(自分に由る)と言うのは良いですね。」とお応えしました。

バス運転士の仕事をしていますと、毎日毎日色んな事が起きます。
その度に、自分はどうなのか?しっかり人や物事に向き合えているのかと自問致します。
帰宅して、一人でいると言う時間は、自分に向き合い直す大切な時間でもあります。
ダメだなー、まだまだだなー、甘い仕事をしてしまったなー、ちゃんと人とも向き合えずに年相応なんて言えないよなー。そんな事を考えます。
別に完璧主義とか、自己嫌悪とかでなく、静かに自分自身にちゃんと向き合う時間です。
そして、寂しいと感じる事も大切な時間として向き合う。
寂しいと感じるからこそ、ちょっとした人の温かみもちゃんと感じられる。人の寂しさにも敏感になれる。
孤独から逃げずに、ちゃんと感じる事、大切だと思います。

(筑西に通っていた頃たくさん撮った筑波山の写真の一つです。)
今年の夏は、蚊に刺され、毒蛾の毛虫にも刺され、さすがに気を付ける様にして来たのですが、またしても虫刺されの様にあちこちが赤く腫れて痒みが酷い。何に刺されたのだろうと考えました。
ひょっとして今度はダニか?とダニ避けスプレーやシートを使ったのですが、やっぱりあちこち痒くなり、仕事中も痒い。毎日洗濯しているのですが、天日干しでもダニは死なないとあり、急遽布団乾燥機を買って対策致しました。
しかし、おさまらない。え〜っ、一体どれほどダニがいるの?とお手上げ状態でした。
ところで、もしかしてダニでなく「蕁麻疹」?と考え直しましたら合点が行った訳です。
蕁麻疹の原因と言うのは良く分からない様ですが、アレルギー同様に自分の免疫力の抗体が何かに反応してヒスタミンができると腫れて痒くなる。たまらず掻くとさらにヒスタミンができてしまうと言う困った状態な訳です。
痒くて眠っていられなくなりますし、掻くとさらにまた痒くなる。
調べておりましたら、困っている人がたくさんいるのですね。特に高齢者には多い様です。
思い返せば、子どもの頃から数年おきくらいに蕁麻疹になって来ました。
お医者さんに行っても、痒み止めの塗り薬と抗ヒスタミン剤の飲み薬を処方されるだけなんですね。つまり対処療法で一時的に「回復」した様に見えるだけで、治った訳ではないので何かのきっかけでまた出て来るのですね。
食事には気を付けて、適度な運動もしているつもりでも、全てが快適に行くと言う訳でもありませんね。アルコールも、休日前だからと飲み過ぎるのがダメみたいです。
自分の心にも、身体にも聴きながらですね。
寂しさだけでなく、痒みとも向き合っております。ダニでなくて良かったとプラスに考えながら。
「あなたがこの世に生まれてきたのは、
たくさんの経験をし、感動を味わいつつ、 たましいを磨くため。
寿命の最後の一瞬まで
精一杯生き抜けたら、
それで人生は満点なのです。」
江原啓之さんの言葉です。
満点が欲しい訳ではありませんが、様々な事に向き合いながら「魂を磨いている」んだよって、言えているなと思います。