辻川慎一つくば便り

D判定なれど。

昨日は、炎天下でのバス整備作業でございました。大型バスの前面油膜取りを終えてすでに汗だく。マイクロバスのワックス掛けをしておりましたら、点呼の人が睡眠時無呼吸症候群簡易検査の結果書類を持って来てくれました。開けて見ましたら、まさかの「D判定」でした。前回が「C判定」でしたので、それから8キロ以上減量したのに「D」ですか?と内心がっかり致しました。有料で1泊して精密検査を受けなければならなくなってしまいました。

一昨日には大型バスの見極め研修で「合格」を頂いたばかり。一山越えたらまた一山。バス運転士であり続けると言う事は、特に高齢者に取っては大変な事なんだなと思います。

幸い午後は、自衛官さんと一緒に大型バスのオイル交換の作業になりました。こういう作業は、電車の検修の仕事に近いので楽しめる私がおります。共同作業は特に。

そんなこんな、すっかり疲れて気持ちが沈みながら帰宅しました。


自分なりに整理整美してきた家に帰るとホッとする自分がおりました。


シャワーを浴びて、晩酌を始めたところにJRの後輩であり、仲間の人から電話がありました。

昨日水戸であった裁判の公判と若くして亡くなった忘れ得ぬ仲間の新盆に行って来た報告をしてくれました。

裁判の方は、現場組合員ではなく党派の利害に立って別の組合を作り組合支部のお金を返さない前委員長たちに返還を求める裁判です。組合のお金は、組合費を納める組合員のものであると言う、当たり前の道理に沿った裁判です。

それなのに相手の方は「世界情勢がどうの、ウクライナがどうのと主張した挙句に、女性問題を起こした辻川を支持した木村委員長が悪い。」みたいな事を主張したとの事でした。

組合員のお金を返却しない事とは何の関係も無い話しです。木村委員長が「あなたの役職は何でしたか?」と毅然と質問して、前本部委員長であり全ての責任者であった事をはっきりさせて胸のすくような公判であったと報告してくれました。その彼は「辻川イズムは、死んでいませんよ」と付け加えてくれました。

しかも旧友の新盆に行き、今度は私も連れて行きたいと思ってくれたのです。「今度は一緒に案内します。」と言ってくれました。本当に有り難い事です。

ちょっと沈んでいた私の気持ちでしたが、そんな熱い思いを伝えて頂いて「こんな程度で負けてはいられない。頑張ったって不治の病に突然なっている事が分かる事もある。それでも気高く負けない自分でいなければ、何があっても信頼してくれる人たちに顔向けできない。」と自分の心を立て直した次第でした。


と言う訳で、今朝も3時起きして体調と生活の整えから。


洗濯物を干していると、三日月に2つの星が見えました。幾何的に静謐に見えるのですが、それでも宇宙は混乱の方に向かっているのかな〜。生物とは時間の単位が違うから、変わらない様に見えているだけなんだろうな〜。

そんな事を思いました。生き抜いて、死んで行った人たちから私たちは今生きている意味を学ぶのだと思います。

死を忌まわしいと考えて、死者を遠ざけていると生きている意味が軽くなり、見えなくなる。

私たちが、逆境に負けず新しい労働組合を作ったのは、職場の一人の青年が国鉄分割民営化に抗議して自殺した事に始まりました。

仲間の死と向き合い、仲間を信じて生き抜いて来た仲間たち。そして、息子の死と向き合いながらもう一度本当の仲間とは何かを思い直して来た私。

肉体は崩れ行き、頭脳の働きも崩れて行く、その生命の定めの中で魂を整えて行く。

そのプロセスなのかなと思います。

私が信頼する仲間たちの魂と共鳴しながら。

今日も魂を磨きながら、精一杯頑張ります。

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