辻川慎一つくば便り

12年めの3・11

昨日は、福島県郡山市で開催された集会に動労水戸の仲間たちと一緒に参加しました。

12年間の大変な苦難や困難を越えて生き抜き、闘い抜いて来た福島の人たちの生の声をたくさん聞く事が出来ました。



原発とその事故への怒り、責任から逃げ続けて来た国や東電への不信と怒りは共通していますし、汚染水の海洋投棄なんか有り得ないと言う事も一緒ですが、これからどうして行くのかと言う点では意見の違いもありました。

こうするのが正しいなんて言う結論があるのではなく、みんなで考える。

そう言う集会でした。

事故で放出された放射能が消えるまで300年かかる。この事と無縁な日本人はいない。私たちみんながむきあわなけれはならない問題なんです。と言う訴えが胸に迫りました。

漁民からのビデオに、白いクロソイが映し出されたのにも驚きました。汚染水が海洋投棄される前に既に深刻な汚染があるのです。


デモに参加し、仲間たちと交流しました。


駅前では、追悼が行われておりました。

動労水戸の仲間たちと、労働組合敵視による25年間の隔離に負けず、全員で鉄道職場に復帰して3・11の原発事故に対して職場から「被曝労働拒否」を闘った事をもう一度振り返りました。

仲間を守る事は、周りの人たちとつながり一緒に考え、生きる事につながっていました。

それが簡単には理解されませんでした。でも、そんなに簡単な事じゃない。

だからみんなで考え、みんなで決めて、みんなでやる。

昭和なトップダウンの時代が終わり、みんなで考えてやらなければ生きられない時代が来ていると言う事を考えさせられる一日でございました。

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