辻川慎一つくば便り

豊かさって何だろう。

みな様、いつもながら盛りだくさんな土日を過ごしておりまして、昨日のブログはお休みしました。

雨の中川越からカブに乗って画家さんが訪ねて来てくれました。

息子が小学生になる前に、井の頭公園でお会いした事がある画家さんでした。

妻と息子に再会したいとのことで、来てくれたのです。

私は、再婚して3年目ですのでもちろんお会いした事はありません。

一体どんな人なのかな?って、不安とワクワク感が交錯しておりましたが、実際にお会いすると親しくお話しをする事が出来ました。

妻は、音楽をやっていましたしアーティストを相手に仕事もした事があるのですが、私の方は「包丁〜一本♪」ならぬ紆余曲折の労働者一筋。アーティストとの付き合いは全くありませんでした。

妻に出会ってから、おそらく一生会わなかった人たちから親しく話を聞く機会が増えております。

そしたら「私だってあなたと会わなかったら鉄道員と親しくなるなんてなかったよ。」と妻も言います。


車谷さんと言う「売れるんだけどお金が無い画家」さんが描かれた川越の街。


とっても緻密な線の絵を描き続けて来られた人なんですね。

我が家にも、ずっと飾られておりましたが、老眼でアートのセンスの無い私には過酷な絵でございました。


息子が、6才の時に描いた絵を大切に飾って来たとのことで持って来てくれました。


その絵も私が見ても凄い絵だと感じる絵でございました。

お昼を一緒に食べて、さらに夕食を「カフェと迷ってラーメン屋」で頂き、7時間以上交流致しました。


このラーメン屋さんも、アーティストと言った方が正しいかも知れません。


お互いに共鳴して、初対面なのに話が盛り上がりました。

何故かと言うと「儲けよう」と言うお金のことより「自分が楽しい」「喜んでもらいたい」と言う心が一緒なんですね。

「あなたは持つ事が多ければ多いほど人として貧しくなる。」(カール・マルクス)

の言う通りだと思います。
お金だろうと、地位だろうと、歴史だろうと、そして「正しい思想」も、所有として認識されるなら人として貧しくなるのですね。

だからそうでない生き方をしている人は、お金が無くても豊かだ。

その実証を人として見ています。

たぶん私も、そう言った所有から離れて来た分人として心から関われる様になったのかな?

そんな感じが致しました。
権威の世界を離れて、一人の人と人として向き合う。


その時に心からの豊かさを感じます。


我が家はますますギャラリー状態です。

つくばね焼きの一輪挿しには、スモモの花を挿しました。



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