辻川慎一つくば便り

自分が居なくなった先を今いきる。

「親はいつまでも生きてはいられません。だから子供が自分自身の力で生きられる様に育てるのが親の役目ではありませんか?」と妻が言います。

愛することと甘やかすことは違う。
愛することは相手を思うことであり、「愛している自分」が好きなこととは違います。

ここは表面だけみると分からないのですが、子供のためでなく自分のために愛を振り回し、恩を着せる様な親の子が分かるから不思議です。

大人であれ子供であれ、顔つきで分かるのです。

人の顔って正直なんです。自然と不自然があります。


(仕事が終わってほっとする。こんな景色が迎えてくれます。)


みずほフィナンシャルグループに金融庁から業務改善命令が出され、経営トップ3人が辞任したとやってました。

ネットワークがロックダウンして、大変な事態になったとのこと。

聞けば、即効の短期利益を出すために技術者をはじめ1万人以上を削減したため、土台を支える人たちがいなくなってしまったと言うのです。

他方で四国の小さな町の病院がサイバー攻撃を受けて大変な事態になっていますね。
こちらは命に直結する問題です。

人がいなくても良い、技術者や熟練の職人もAIが代わりにやってくれるから大丈夫。本当でしょうか?

結局土台は人間力であり、機械が人間を幸せにする訳ではありませんね。


(仕事の妻が作り置きしてくれた、今日のランチです。ぶり大根、ラディッシュと春菊のお浸し。めちゃ美味しく頂きました。AIには無理ですね。)


自分がこの世から去ったあと。
それを考え、今を生きれるのも人間だけですね。

勝海舟の「氷川清話」に、江戸時代の偉い商人が、自分が亡くなった後に人々が楽しめる様に桜並木を植えた話がありました。

目先の利益や即効性ばかり考えて、10年先さえ考えられない。

西岡常一さんは1000年先を考えて仕事をしましたが、目先の金や地位に溺れる人のつまらなさを感じませんか?

自分の去ったあとの子供のことを思う母があり、100年先を考えて今を生きる人物が生まれる。

つまり、家族が社会の土台なんですね。
今さらなんですが、自分の事を嘆くのは自分の事しか考えてないから。

私たちは、未来を見つめて闘って来たはずです。

美しい鉄道写真と共に「動労水戸ブログ」が更新されていました。

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