辻川慎一つくば便り

心を枯らさない時を刻みたい。

昨日は積乱雲が発生して、雷に突風が吹いて被害が出ました。

先月には、私のいとこの家の屋根が大破したばかりでしたのでその凄さを見て来たばかりでした。何が起こるか分からないのが自然のもう一つの姿であると思っております。

昨日の午後は、子どもたちの安全のためにと学校から会社に30分ほど早く下校すると連絡がありました。しかも2便ある日でしたが、一斉下校との事でした。

学校を出発する時には何でも無かったのが、途中から強烈な風が吹き出して土が舞い、木の枝が折れて飛んでくる。そして雨が降り出す。

見守りの添乗員さんはいるのですが、下車する子どもたちに私も思わず「気を付けてね。」と声をかけました。すると高学年の男の子が「気を付け様がないよ!」と言う。「そうか。でも気を付けて。」と言うしかありませんでした。

考えて見れば、気を付け様も無いくらいの天候ではありました。保護者の方たちの迎えが見えるとやはり安心致します。私の方も何とか無事に停留所に送る事しかできませんので。

部分的にはクレーンまで倒れたところがあったとの事で、そんな突風に合わなかっただけでも幸いだと思いました。

何事もなく、いつもより早く帰宅出来ましたのでポテトサラダを作ろうと思い付きました。材料はあるはずだから、久しぶりに食べたいなと思いました。危険を乗り切り、一安心するとお腹が減るのかも知れません。


実は、自分で作るのは初めてなんですが、レシピを見ずにイメージだけで作って見ました。


ちょっとジャガイモの在庫が足りなかったのですが…めっちゃ美味しくできたので自分でもびっくり。一人でうなりながら頂いた次第です。素材の良さと安くない「ヤマギシ」のマヨネーズの威力のお陰だと思いながら、感謝して頂きました。早い時間にスタートでしたが、焼酎の有機麦茶割り3杯きっかりを頂いて乗務のために早く休んだ次第でした。

読み直している本に、以前も触れましたがアウシュビッツ収容所で奇跡的に生き延びた人の話しがありました。

元凶な人が生き残った訳ではなく、小さな事にも感動して、ユーモアを共有し合える様な人たちが絶望せずに生き抜けたとありました。

つまり、心を働かせる事ができた人と言う事だな〜と思います。肉体だとか、理性以上に心を働かせるが人が、生きている幸せを感じて絶望しないと言う事なんですね。他の人の事を心から案じられる様な人ですね。

どうも、色んな経験をしてあまり感動もしなくなり、面白いと思える事も無くなってしまった私です。

心の時計が、止まってしまった感じもしておりました。

でも、自分で美味しいと思うものを作りながら、味わって感動できる私がいるのでございます。

そう、誕生祝いに頂いたお酒もケーキも下さった方に感謝しながら感動しながら頂いている訳です。

人は、死ぬ前に心から枯れてしまう様に思います。五感をしっかり使いながら、心を働かせる事が生きていると言う実感と幸福感を味わう。

それが大切なんだな〜なんて思います。即席、インスタント、ファストフード、目先の娯楽で時を満たしていると、幸福って何か分からなくなるのかも知れませんね。


心の時間が止まりかけていた私。誕生日に新しい時計を買いました。「チプカシ」って言うんですね。安いカシオの腕時計です。若向きのGショックもあるのですが、私には文字盤が見えにくいのでございます。クォーツのチプカシは文字盤が大きくて、時計を合わせるのもシンプルで簡単。デザインも気に入っております。


と言う訳で、何があっても心を働かせながら新しい時を刻んで行けたらなと思います。

既に、心の新しい時を刻み初めている実感を持ちながら。

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