辻川慎一つくば便り

予測不能なGをかけない。

「暑さ寒さも彼岸まで」って本当だよな〜っていつも思います。今朝は肌寒いくらいでした。

お彼岸でもあり今日は、実家に行きお墓参りをしてきました。


「秋晴れ」って感じでした。



既に両親が来ていて、お花がいっぱいになりました。



前回もいたアマガエルが、墓守りをしてくれている様です。


居心地も良いのでしょうか。

両親とランチをしながら、近況を確認し合います。

元気でいてくれる事が何よりありがたいと思います。

頑な父が、私の妻の言う事は受け入れるが何だか不思議なんですが、結局相手の立場を考えるという思いやりが通じているのかなと思います。

さて、明日からまた仕事です。

今朝起きてから、自動車学校の大型2種の教官の事を思い返しておりました。

「乗客の事を考えてGをかけるな!」「コーヒーの缶を立てて、倒れる様な運転をしない事。」が何より大事だと教えてくれました。

Gというのは重力加速度の事。地球の重力を1Gとする単位なんですね。

加速度が強いとその値が高くなる。
ジェットコースター等は、そのGの恐怖を楽しむ訳ですが、車の場合予測不能なGをかけられると不愉快感と恐怖を感じるだけになる訳です。

結果、車酔いをさせてしまったりする。予測できないのですから転倒等の危険度を高める事にもなります。

なので急発進や急加速、急ブレーキをかけてはいけない!が原則になります。

路上検定で急ブレーキをかけたら、一発不合格になります。

不合格になるからまずいというのではなく、乗せている人が気持ち良く、安全であるかどうか。

つまり、やっぱり相手の状況を第一に考えて運転できる事が「上手い運転」という事になるのです。

レーサーでもあるまいし、さしてテクニックがある訳でもないのに無闇にスピードを出して、目的地に何分早く着いたかを公道で「競う」から事故が絶えない。怪我人も、死人もでる訳です。

しかし、そう言う運転をする人がどれほど多い事でしょうか?

車は、時速30キロで死亡率が急速に高まる事をご存知でしょうか?

つまり、法定速度だから安全という訳では無いのです。人に当たれば、人は死ぬ。人がおらず安全が確認できる場合には、その速度を出しても良いという事に過ぎない訳です。

法定速度は、警察に捕まらないために守る速度では無いのですね。

ところで、法定速度で走っていると後ろにピッタリ付いて圧力をかけるドライバーがどれほど多い事でしょう。

それほど上手いのであれば、どのみち速度オーバーなので追い越せば良いと思うのですが、圧力をかけるのは何故なんでしょうね?

いつも疑問に思います。



そんなこんなで、プライベートでもハンドルを握りながら快適で上手な運転とは、自分の主観や感情でなく乗せている人、そして周りの人に取って快適なのだと考えます。


厳密には、

「Gをかけない」ではなく「不快と感じるGをかけない」ということ。
例えばブレーキをかける際、初期段階から強いブレーキをかけると急激な減速によるGがかかるので不快感を感じます。しかし初期段階では徐々に踏み込んでいき一定の減速率を保ったブレーキングだとブレーキのかけ始めが同乗者にもわかるので体が反応しブレーキに対する体勢が取れるのでさほど不快には感じません。
カーブを曲がる際にも、減速しながらハンドルを切ると前後方向のGと合わせて横方向のGが不規則な強さで発生します。そのため同乗者は予測できないGを体感するので不快に感じます。
カーブ手前で一定の減速率で速度を落とし、コーナーリング中は一定の速度と旋回を行うとGが一定になるので同乗者は不快に感じにくくなります。

これは車酔いにも影響し、前者は同乗者に車酔いさせやすくい後者は車酔いさせにくいということにもつながります。
運転がうまい人の車だと車酔いしにくいと言われるのはこれらが理由であわけです。

こんな風にネットに出している方がおりました。

なるほど、なるほど。ようやく分かって来た感じが致します。

それって車の運転だけの問題では無い。運転だけでなく、生きる事のプロになって行く道じゃないか?

そんな風に思います。

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