辻川慎一つくば便り

あなたを思いながら待っている人がいる。

みな様、今朝は大分寒く感じられました。

バスを走らせていると、なるほど畑に霜が降りて白くなっておりました。

間もなく12月です。

23日勤労感謝の日とのことで、家族3人でちょっと贅沢をして温泉&岩盤浴で疲れをゆっくり癒やして来ました。



私の方は、休憩室で読みたかった本を読むことも出来ました。




これは私が20代に読んだ本です。


ユダヤ人強制収容所のことはご存知だと思います。

ユダヤ人であると言うことで、虐待と抹殺の対象になる。この世の理不尽の極み。家族も知人も、非人間的扱いの限りを尽くされた上でガス室送りにされました。

その極限状況の中で、心理学者のフランクルは

周りの仲間たちに、絶望せずに自分たちを思い待っている人たちのことを思うように言います。

人間は、その人を思い待っていてくれる人がいるからこそ生きられる。

絶望の極限でつかんだ人間の希望。そして生きる力がそこにある。

何故かと言えば、人間は心を通して人とつながっている。だから、心からつながれれば幸せだし、つながれない心は孤独で不幸なだけでなく実は弱いのだと思います。



私がブログを出し続けているのは、昔からの仲間たちばかりか、私の知らない人まで思いを寄せて頂き待ってくれているからです。


昨晩も、とても嬉しいコメントを頂きました。

「お忙しい中ブログの投稿ありがとうございます。コメントを書く時間が中々ないですが、毎日拝見させていただいています。お体を壊さないように、ゆっくり休んでくださいね。」

お会いしたこともありませんが、何より心を感じ、私自身も心を寄せます。

人間は、亡くなった人にも寄せられます。心の中で一緒に生きているからです。

人間は、心を通して他の人とつながっている。物は心をつなぐツールの様に思います。つなぐ心が物を選ぶのであり、逆だとやっぱり不幸だと思う。




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