「君の名は…」
ミソキンくん。
昨日は、ほんとにびっくりしたよ!
辻川さんは、その1時間前に仕事から本社に戻りました。もっと時間がかかる予定だったのが、たまたまはやく終わりました。
先週まで3階のデスクだったのですが、昨日から2階のデスクになりました。
で、パソコンのデスクワークに一息ついてたまたま下を見たら、何と「ミソキンくん」が介助人さんと一緒にいるではありませんか!
最終バス停に迎えが来なかったので本社まで来た事は瞬時に分かったのですが、それ自体稀な事なんです。
確かにミソキンくんと「もしバス停に迎えが来なかったら?」って「もし」シリーズのお話しもしましたが、可能性は少ないだろうなと思っていました。
「もしずーっと誰も迎えに来なかったら、一緒に旅に出かけようか?」なんて話しもしたよね。
なので、君が私に会えるかも知れない!ってバス車庫まで来たのがすぐに分かったよ。でも、現実に起こるなんて、ほんとにびっくりでした。
だから、一目散に下に降りて行きました。
そしてね、私の顔を見た時の君の顔を忘れない。
息が止まりそうなくらい喜んでくれたね。
介助人さんが「いつも辻川さんに会いたいって言ってるんですよ。」と話してくれました。

辻川さんは、2011年3月に東日本大震災を経験したあと2013年2月に息子の一人を亡くしてしまいました。
それから、人生をかけてやって来た運動の虚偽が見えてしまい、そこからも離れてしまいました。
何だか全てを失くした感じで、心も病んでいたと思います。
その時に、今の家族に誘われて見に行った映画が「君の名は」です。
辻川さんは、泣きながらこの映画を見ました。
もう絶対に会えないと思える人も、必ず会えるんだよ!見えていないだけなんだよ。見ようとしないから。
そんな物語です。
もし、いつもの様にミソキンくんにお迎えが来ていたら?辻川さんが、たまたま2階にいて、ふと外を見なかったら?
僕たちは会えなかった。
そう思うと不思議だよね。

辻川さんが、生まれる少し前に凄く人気があったドラマ「君の名は」。
思い合う2人が、約束の場所でなかなか会えないって言う物語。
そう言う設定が、人を惹きつけるのが分かって定番になったんだね。
辻川さんたち昭和の人の「君の名は」なんですね。
今の「君の名は」は、宇宙的スケールで見る。「ピクミン」もだけど、生命は宇宙から来たのだから、辻川さんは嘘だとは思わなくなりました。
だからね〜。
ミソキンくんとも、また必ず会えるって思っているよ。
時間は短かったけれど、会えて良かったです。
毎日暑いから、くれぐれも体調には気をつけてね。お母さんがちゃんと守っている事も、しっかり見せて頂きました。
今バスの中だね。
今日も無事に、楽しい一日を過ごして下さい。
辻川さんも頑張ります。
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