辻川慎一つくば便り

庄内カルチャーショック

往路高速道路無しで11時間、復路は高速道路を使い6時間。

山形県鶴岡市は、時間距離は韓国や沖縄よりも遠いかも知れません。

しかし、想定外に魅力あるところでございました。

なんていうか住んでいる人が街を大事にしている。料理のネタが素晴らしいだけでなく、非常に上品な味がしました。


日本海を見ながらの旅館の朝食。


心尽くしを感じる優しい味がしました。


宿の船倉でございます。上のトンネルは、JR羽越線です。


元々は漁師で、5代の家族で運営してきた旅館でございました。

儲ようと言う感じが全くしません。なので、旅館の方々の人柄もとても感じが良いのです。


散歩すると再び虹が出ました。



妻の知人にごちそうしていただいた「鶴岡料理」の有名店の一品です。甘味が好きな訳でも無い私が、その上品さに唸ってしまいました。


聞くと「チェーン店が進出しても長くは持たない土地柄」と言う事です。

つまり、そう言うどこにでもある店に魅力を感じないくらい魅力的な文化が引き継がれていると言う訳です。

鶴岡と酒田は山形県でも「庄内」と言われ、昔から北前船で栄えた街だったのですね。

つまり、北海道と大阪を船で結ぶ港の一つであった訳です。

昆布やアゴ等の出汁と素材を生かす薄味で上品な味の秘密がそこにあったのですね。


鶴岡市加茂地区。

今回は行けませんでしたが、北前船での繁栄の跡を残す街でクラゲの水族館まであるとの事。きっとステキな街だと思います。

茨城の濃い味や草ボウボウにゴミ投棄を見ている私に取って、非常なカルチャーショックでございました。

私たちが失くしつつある大事な日本を見た様に思います。

もう一度、今度は仲間たちと一緒に是非訪ねたい地でございます。

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