辻川慎一つくば便り

大事な人たち

断捨離をしていたら、古い写真が何枚か出て来ました。

私が20代の写真もありました。


ほとんど昔の暴走族みたいですが、バイクには乗りませんでした。


こんな時代から35年間、嵐の様に仲間たちと一緒に生きて来ました。

仲間たちを励まして来たつもりでしたが、私自身が類稀な仲間たちに支えられ支持されて私である事が出来たのです。

労働組合の幹部だから、政治党派の幹部だからと付き合い、持ち上げて来た人たちは離れた瞬間から見事に消えてしまいました。

つまり、私でなく肩書きに頭を下げていたに過ぎない。要するに、大義だ理想だと言いながら、自分が好きなだけ。人の心の痛みなんて分からないし、関係ない。

実は、私がそうなりかけていたのです。息子の一人が自死した痛みで、心が壊れた。しかし、死を選ぶまでの息子の痛みに思いを寄せられない私がいた。

「超人になればなるほど人間は非人間的になる。」(1952年ノーベル賞を受賞したシュバイツァーの言葉)

プーチン大統領ならずとも、超人を演ずる者は非人間的なんですね。人間は、超人にはなれないのですから。


(つくばイオンモールにある鉄道模型やグッズのお店「ポポンデッタ」には勝田車両センターの写真もあります。)


むしろ凄いのは、20代から嵐の様な試練を越えてより深くつながっている仲間たちがいること。

そこに惹かれる人たちがいることです。妻もそうでした。


勝田車両センターの仲間から、自ら作ったじゃがいもやニンニク、ニンジンを頂きました。



妻が早速ありがたく料理に使います。


じゃがいもニンジンの葉入り味噌汁。

じゃがいもを使ったスペイン風オムレツ。

素材と作った人への思い。
格別の美味しさでした。

野菜ばかりではありません。
何かあると心配しながら電話をくれます。

アナログかも知れませんが、相手を思う時間やかける時間そして言葉自体が、本当は人の生を肯定し支えている様に思います。思いやられると言う時間と言葉を掛けられない人は、きっと魂から餓死してしまうのかも知れない。

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