辻川慎一つくば便り

先を見て現実を考えないと

私が国鉄に入った頃、高度経済成長の時代の終わりと言われていたのですが労働組合はまだかなりの影響力を持っていました。

体制の改良か?別の体制か?みたいな事で激しい論争があったのですが、今から考えるとしっかり高度経済成長に乗っていたし、改良にしろ変革にしろ批判しながら「要求」ばかりしていた様に思います。

つまり、自分自身たちで実現するのじゃなく政治家であれ、行政であれ、経営者であれ誰かに頼む。あるいは強いリーダーに追従する。

それで思い通りにならないと、グチる。文句を言う。クレームを付ける。

そうしたことを続けて来た結果が今の現状じゃないのかな?

自分や周りの人でどうにかする!のではなく誰かにやってもらう。誰かがやってくれるのを待つ。


(今日は、通常の送迎に加えて校外学習で車庫に戻れません。なので久しぶりの愛妻弁当でございました。有り難く、とても美味しく頂きました。)


自分たちの日常から生活、仕事に至るまで国家や行政にぶら下がりながら文句だけは言う。クレームか、お願いか?その二者択一。

そんなら労働組合や批判政党なんかより直接結びついた方が速いと誰しもが思うよね。


(アジサイの時期が来ました!)


ところで、今や激しい高齢化と人口減少問題、原発のデブリや使用済み核燃料問題、大地震や自然災害問題…国家だろうがなんだろうが解決できない問題にぶつかっている。

解決できないことをどうするのか?を考えて自分たちで何とかするしか無いのに、批判と言う名のぶら下がりをしていないのでしょうか?

労働組合の本当の役割って、国や企業に何とかしてもらうのではなく、自分たちで何とかすることに意味があったんじゃないのか?

「押し付け」と「おまかせ」ではもはや先が無い。

自分たちが、先を見て今を見るためには自分たち自身で悩み、話合い、行動するしかないのだと思うのです。

悩む力、話合いまとまる力、みんなで行動する力。

人任せで退化して来た人間の本当の知性・知恵を甦らせることが、本当に時代が求めている事だと感じています。



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