辻川慎一つくば便り

グリーンのジュウタン

国道294号線沿いの常総市、下妻市、筑西市には、鬼怒川と小貝川が流れ一面の穀倉地帯が広がります。

南北朝時代の騒乱が展開された様に昔から豊かな地域だった反面、大水害地帯でもあります。

水海道と言う街がありますが、水運で栄えた場所でもあります。


(こちらは牛久の田んぼです。)


一面の田んぼ、グリーンの絨毯はお天気が良いと見事でございます。

その景色には感動するのですが、バスが街に入りますとところどころの電柱に河川氾濫時の水位の印があります。

2015年9月の氾濫を記録し、警戒を呼びかけている様です。

そう私が今担当しているのは河川が氾濫した真っ只中なのです。

地震、台風だけでなく、大雨による河川氾濫からも子供たちを守る責任がある訳です。

走行している場所によって避難する場所も違います。

「子供たちを無事に保護者に引き渡すまでは、お互いに帰れない覚悟をお願いします。」と学校の先生方との会議では確認されています。

お互いに子供たちをお預かりして、守っている。

そこに信頼と責任があるのですね。
そこで気持ちが合います。


(柑橘類ではなくパセリやフェンネルを食べるキアゲハの幼虫が、今年も育っております。)


大地震もある、台風も水害も、原発事故も起きて、戦争もある。

世界経済もグローバル化して、金融に支配されて労働者の労働、人間自体の価値は下がり続けています。

誰も制御なんかできない。
どうなるかなんて分からない。

だからこそ、生きるために、人間として生き残るために本当は何が必要なのか?

良く考え無ければならないと思います。

スクールバスの仕事をしながら、みんなで生き残ることを考えます。

それは、それで社会の本当の姿ではないのかなと思います。

自分だけ…なく、みんなで生き残る。
そう言う発想を奪われてないのかな?

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