辻川慎一つくば便り

しん散歩(住井すゑ文学館)

みな様。
1週間の疲れが溜まり、体が重いながら5時には目覚めます。

せっかくの早起きだからと、妻と散歩に出かけます。

牛久沼観光あやめ園から湖畔の遊歩道がステキです。

途中に案内板があり鬱蒼とした木々の中にある階段を登りますと、先ずあるのが「住井すゑ文学館」です。

人に上下を置く部落差別を許さず「橋のない川」と言う文学大作を残された方です。

私もかつて読んだ事がありましたが、それが茨城県の牛久沼湖畔で書かれた事を知りませんでした。


文学館は、昨年オープンとのことですが住井すゑさんが家族との生活を大事にしながら分筆活動を行った書斎を見ることができます。


入館料は100円でございました。


書斎からも綺麗に整備された庭からも牛久沼が見えます。


空気感が違い、別世界の様でした。


リニューアルされていますが、落ち着く間取りでございました。


住井すゑさんに関しては、戦争中に戦争を翼賛する文章を書いていたと問題にした人もいる様です。

病身の夫を支え、4人の子たちの母親として生き抜くだけでも凄いのに、文筆活動もやり抜き身分差別との闘いをもやり抜いた。

凄い方だと改めて思います。


娘さんが書いた本を読んで見ました。


牛久沼のほとりで自然に生き、子供たちと豊かに生きた記録でした。全編に渡る自然と生活が描かれています。

私たちが、捨ててきたもの、忘れ去って来たものが間違いなくございました。

生活をいい加減になどしないところから、住井すゑさんの文学作品がある。

妻も、私も「なんて綺麗な字を書いた人なんだろう!」と感心致しました。

やはり、人の話しを真に受けてはもったいないと思う散歩でございました。

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