辻川慎一つくば便り

やんちゃ坊主

夜間に雨が降り晴れて清々しい朝でした。

新緑が美しく、素晴らしい景色の中を走りました。

特に観光地と言う訳ではありませんが、いつもの風景をとても美しいと感じます。



悪態をついたり、バスの荷台のパイプにぶら下がったりするやんちゃ坊主がおります。ニコニコしながら見ていると、


「運転手さんは何が好き?」と言うので「好きなものは色々あるけど、なんだろうな?」と考えていると「カツ丼は好き?」と言ってくれた。

「カツ丼好きだよ!」と返すと「僕が苦手なのはトマトとナスなんだよ。」と言う。

「そっかー。苦手な食べ物もあるよね。」

「あのさ、今度水族館に行くんだよ!」

「へえー、良いなー!」

「イルカショーもあるんだよ。」

「イルカショーは大人が見ても楽しめるよね!」

「うん!あのさイバライガー見たことある?」

…と話は尽きない。

運転中も「うるさい」ので上級生のお姉さんに注意されると「おばさん!」と言うので「警察署の前で降ろしてもらうよ!」と言われている。

そのやり取りがおかしくて、運転しながら笑ってしまう。

すると、それが面白いとみんなで笑っている。

美しい景色に、子供たちの笑顔。

働かないと生活できないのは事実ですが、今この瞬間が幸せなんだなと感じます。単に賃金問題に引き換えられないものを感じています。私と介助人さん、そして子供たちが織りなしている今なんですね。

それは、私たちの人生そのものなのかも知れません。みんながいて自分がいる。自分がいて周りのみんながいる。


と言う話を妻にしましたら、力作のカツ丼を用意してくれました。


ごま油で揚げたとんかつで、優しい味と食感でございました。

美味しい料理や食べ物は人柄(人情味)を味わう。

だからコンビニ弁当に、人情味は感じません。

バイトで深夜トラック便もやりましたが宅配「ワタミ弁当」には、消毒の匂いが致しました。

そう言うものでお腹を満たしながら働くのって、幸せなんでしょうか?

やんちゃ坊主や新緑のまぶしいほどの生命力を感じながら、他の生き物の命をいただきながら生きていることへの謙虚さや感謝の大切さを思います。

それは、みんなと一緒に自分が生きていることを大切にできる土台の様に思います。

頂きます。
ごちそう様でした。

は、命に向けた言葉なのかもしれません。

おはよう!
さよなら!
またね。

もお互いの存在と命に向けていると思います。

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